なぜか昨年の春、今春と2年連続で甲子園を目指して高校に進むという中3生がいました。2人とも熟慮を重ねた上で強豪の私立高校へ進みました。3月に春の選抜大会がありましたが、顔ぶれを見ると私立高校の大会のようでした。高校の仕組みを考えると仕方が…
受験生、中高校生は半分大人です。幼いと受験には勝てないというのが、業界の先駆者が見いだした法則のひとつですが、どういう状態を指すのかというと「やるべきこと」を自分で見つけ、やろうとして、実際に取り組むことができるかです。受験生、中高校生は…
毎年、中3生から制服のない高校はどうやって探したらよいですか、と聞かれることがあります。保護者の方からも聞かれることがあります。制服で志望校を決めるのはあまりして欲しくないですが、そもそも制服が嫌だという発想で選ぼうとする中学生は成績が伸…
昨年の9月のあるご家庭の様子です。保護者の方、本人に承諾を受けた上で、様子を再現します。「ただいま~」中学3年生、つまり受験生が中学から帰ってきました。部活は引退していますので、帰宅時間は16時半ぐらいです。いつも塾の授業はFコマの夜20…
18歳になると私たちの代表を選挙で選ぶことができる権利が与えられます。これが「選挙権」です。国会議員以外は、3ヶ月以上その市区町村に住所のある者という条件があります。 私たちの代表として国会議員や都道府県知事、都道府県議会議員、市区町村長、…
皆さんのご家庭では、私の教室で学ぶということを決心してくださり、通ってきて下さっています。教室に通っているから大丈夫と思われたら、実はキケンですというお話です。教育格差を家庭の金銭的な格差に置き換えようとする教育関係者が多くいますが、これ…
教育の場としては大きく分けると学校教育、家庭教育、社会教育があります。学校教育はわかりやすいですね。家庭教育は家庭という場で行われる教育です。最近は、かなりの差が生まれているように思います。特に共働きのご家庭が増えて、心の余裕がなくなりと…
私が過去をふり返ると、いつも接点のあった方々から学ばせていただいてきた日々だったと言えます。私の過去の仕事では、元々は小中学校向けを対象にした仕事をしていた期間が三分の二を占めています。小学校の先生。中学校の各教科の先生。校長先生。教頭先…
うちの子はこうなんです。家で見ているとイライラしてくるんです。面談をさせていただくこと、まずこういう話を聞くことになるということがたまにあります。子供は子供です。いくらでも伸びる可能性を秘めています。ただ、子供によって伸び始める時期やタイ…
私はかなり長い期間、教育の分野にかかわってきました。仕事で保護者の方と接する機会が増えたこの30年間でみると、劇的に保護者の方々の意識が変化してきているように感じています。今は塾という場が私の主とした仕事場になっていますので、余計に感じま…
教室では約1年にわたり「幸せレッスン」という名称でレッスン冒頭で様々な話をしてきました。教室に通う子供たちの幸せを願っているので「幸せレッスン」と名付けたのですが、春期特訓の前の週にレッスン冒頭で話をしていたときに、ふと思いついたように新…
共通テストの国語、数学、英語リーディングは80分で試験が行われます。入試の場合、時間配分とひとつの問題に向き合った時に見切るタイミングがとても重要になります。教室ではタイマーを各席に置いています。使い方によって様々な効果が生まれます。○緊張…
時々、集団塾に通っている子供が体験にやってきます。集団塾でなかなかうまくいかず、やってくる場合は、結構な確率で勉強しているふりをするのが得意というケースがあります。特に、ひたすら講義を聴かせるというのを主に運営している塾や予備校の場合はこ…
教室に来ている小学生で算数が嫌いという子供がいました。今は中学生になっいるのですが、教室に来る度に算数が嫌い、算数が嫌い、算数はしたくないと駄々をこねていました。嫌いと言う場合、どこかのタイミングで嫌いになったと言えます。小学校1年生の最…
教室でコーチと子供たちの話の内容を観察していると、こんな会話が時々見られます。「どうやってこの答えになったのか、説明してください」「何となくそう思いました」「何か考えたから、正解になったんでしょう」「うまく説明できないけれど、何となくそう…
保護者の皆さんは今日「なぜ」、「どうして」と考えた場面が何かあったでしょうか?「なぜ」、「どうして」という疑問を持つことは、人間にとってとても大切です。疑問がない生活はキケンです。大昔・・・大昔がいつ頃かは少々難しいことですが、大昔の試験…
昨日、整理整頓は時間の使い方によい影響をもたらし、自分で緻密な計画を立てるようになりますということをお話しました。ところが、整理整頓ができていないと、子供は無計画な行動が得意になります。無計画が自然な生活になっています。環境が子供に影響す…
新中1生は「部活」とのつきあい方がとても重要です。「部活」がはじまった途端に成績が下降し始めるということがとても多くあります。帰宅すると疲れ切っていて、今日は勉強はしない、もしくは宿題だけということになりかねないからです。今週は、「ぐちゃ…
取捨選択(しゅしゃせんたく)とは、国語辞典で調べてみると、悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ることと書いてあります。つまりよいものを選び出し、捨てるべきものは捨てるということです。昨日、「ぐちゃぐちゃ」の話をしま…
子供たちのカバンの中を見る機会があったら、ぜひじっくりと観察してください。カバンの中にプリントが無造作にごちゃごちゃの状態で入っていた場合は、危険信号だと思って下さい。教室でも毎週、私が授業の冒頭で話すプリントを配布していますが、さっそく…
時間を守るということを子供の頃に体に染みこませることはとてつもなく大事なことです。大人になり、仕事をするようになっても、時間にルーズな若者がいます。最近は結構多い傾向があると感じています。時間を守れないというのは、もったいことです。時間を…
いつも遅刻をしてくる子供がいます。保護者の皆さんには予告しておきますが、4月から遅刻が度重なり出した場合は、本人にとっては面倒になる対応をさせていただきます。遅刻してきた理由は確認しますので、正当な理由であれば問題ありませんが、そうでない…
2週間と少しで1学期が始まります。中学生は全員、主要教科はオール4以上を目標にして行動をするように進めていきます。高校生は全員4.3を目標にします。小学生は3段階でほぼ全てがよくできるを目標にします。こういう話をすると、うちの子は不可能だ…
新しく教室に通ってくることになったご家庭が現在、毎週、増えています。入ったばかりのご家庭にお伝えするのが難しいのが、保護者の皆さんへの私の考え方を知っていただくことです。昨年の秋、今年の春と2回、保護者の方のみのセミナーを実施してきていま…
レッスンの冒頭で毎週、何かしらの話をしていますが、今週は「1年の計は春にあり」という話をしています。「1年の計は元旦にあり」というのが日本では一般的ですが、学校が4月スタートということもあり、教室では全員「1年の計は春にあり」を合い言葉に…
今週のレッスン冒頭での私からの話では、今春の入試問題をふたつ紹介しています。 ひとつだけ問題を紹介します。 ---------------------通常、「反対」の対義語は「賛成」であるにもかかわらず、沖縄での辺野古新基地建設について議論する際には、選挙などで…
教室ではあまりにもマイナスな言葉を使っている場面に遭遇した場合は、注意をしています。やりたくない疲れただって・・・これらは例ですが、マイナスの言葉を使う子供はいつも一緒です。いつも同じ子供が使っているということはクセになっているということ…
勉強したくなる環境の筆頭は、勉強している行動、姿勢を見つけたら、ほめるという環境です。単にほめるのではなく、徹底的にほめるのがポイントです。心の底から、一生懸命に、徹底的にほめてください。でも効果がでるまでな個人差が激しいものです。1か月…
今だからはっきりと言えますが、我が家の子供たちが中学生の時に伸び悩んだり、学ぶことに反発するきっかけを作ったのは、親である私自身です。きっかけはひとつの言葉が始まりでした。その言葉とは、「勉強しなさい」です。部活が激しくなり、家に帰ってく…
新型コロナウイルス感染症に対する感染対策としてのマスク着用は3月13日からは「個人の判断」に委ねられました。 「個人の判断」というのは、ものすごく難しいことです。特に子供にとっての難しさはものすごいレベルです。個人が自らの責任で行動することが…