教室に通ってきている子供が質問をする場面は注意して観察しています。
コーチは質問に答えたり、教えたりしていますが、能力の高いコーチほど教えずに考えさせるということに注力したやりとりをしています。
コーチの仕事は教えること、解説をすることではありません。
たくさん間違えさせて、たくさん考えさせて、わかったではなく、解けるという状態にし、自力で課題に立ち向かう姿勢と自信をつけさせることが最大のミッションです。
問題に向き合った結果としては、正解か不正解のどちからかになります。
○はよい、
×はだめ、
という考え方にそまっている子供はとても多くいます。
○はよい、
×はだめ、
という考え方に生活の中の至るところで教育されてきていることがとても多くなっていますことが一因です。
×を○にしていくことこそが大切なことです。いつも○ばかりでは成長のチャンスがありません。×ばかりに遭遇したら、逆にチャンスなのです。問題は×になった時にどう行動するかです。×に遭遇したときに、自ら考えようとせず、答えを見つけて、はいおしまいにしたいという発想をする子供が極めて多くなっているのが今という時代の特徴なのかもしれません。
×に出会った瞬間が成長のスタートです。家で勉強している時にたまたま×に出会った場面に保護者の方が遭遇した場合、決して怒りや残念な表情をしないようにお願いします。×は成長のスタートです。笑顔で接しましょう。