面談ウィークで受験生のご家庭とは志望校の話が重要な話題となります。
第1志望校の確定までは要求はしませんが、最終目標の学校群を描き終わり、その中に最終目標が入っているという状態にはしていきます。
これから何度も何度も受験生は苦しいという気持ちになる場面に遭遇しますが、最終目標が明確であればあるほど、その苦しさを乗り越える原動力になります。成績を伸ばすとか、偏差値を上げるとかといった目標ではなく、何としてもあの目標校の門を来年の春に胸をはってくぐるぞという強い思いがあれば、乗り越えることができます。乗り越える気持ちがおきないということは、大人としての成長度合いの時期に到達できていないか、まだ本気の志望校になっていないということが言えます。
志望校を考える時に大事なことは最後は自分で決めることです。
自分で決めるということはものすごく大きい意味を持ちます。
どんなにすばらしいと世間から言われている学校でも、入学してみると、え~と思ったり、がっかりする事実に出会うことは必ずあります。こういう時に自分で決めて入学した場合は気にならないものですし、変なところも含めて大事な母校だと思うことができます。
私からは志望校のよいところ、いいなぁと思えることをたくさん見つけるように話をしますが、嫌なところ、変なところも含めて大事な自分の学校だと思えるか、思えないかは卒業までの時間がまるで違ってきます。
一生、ここは私の大事な母校だと思い続けることができるのはとても幸せなことです。