子供に決めさせる、寄り添う、正解は教えないが小さい頃にはとても大事です。
これが考える子供に導いていくめの大切な保護者の作法のひとつです。
小さい頃というのがいつまでを指しているのかは、個人差が激しすぎるので難しいのですが、中学受験をする場合は本人がこの中学の生徒になりたいと本心から思い始めた頃、中学受験をしない場合は小学生の間は少なくとも小さい頃と言っていいと思います。
決して中学受験がよいことだとは言っていませんので、この点は誤解なさらないでください。中学受験をするのは正しいことです。一方で、中学受験をしないことも正しいことです。自分の子供にとってどちらが正しいかがすべてです。
話を元に戻します。
「子供に決めさせる、寄り添う、正解は教えない」というのは考える環境には大事なことです。考えるというのは、「自分の頭で考える」ということであって欲しいのですが、ネットとスマホのおかげで頭を使わなくてもすむ生活になってしまっています。大人にとっては便利な世界になりましたが、子供を便利、考えなくても生きられる環境の中に置いてしまうのは子供ののびしろを奪ってしまうことになります。
こんな世の中でさらに保護者が先回りしていろいろとお膳立てしてしまうと、完全に考えるチャンスを奪っていきます。子供には楽はさせてはいけません。少し不便ぐらいがちょうどよいのです。いつまでも保護者が子供のためにするわけにはいけません。自分で自分の幸せを自らつかみ取る子供にしていかないといけません。