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小4~高3のご家庭へのお話をしています。お問い合わせはkokonikosugiyama@jsea.jpへ

学校での通知表のつけ方が変化しています

教室では授業の最初に私が毎週テーマを決めて学び方に関係する話をしています。
1分間レッスンと私は名付けていますが、今週は通知表の評定をどうあげるかについてのお話をしています。小学校は2020年4月から、中学校は2021年の4月から新しい学習指導要領になり、通知表の評価の仕組みが変わっています。高校は2022年です。

通知表の評定は観点毎に評価をし、教科ごとに観点の評価を集計して、小学校は3段階、中学校は5段階で出されます。
これまでの4つの観点
●知識・理解
●技能
●思考・判断・表現
●関心・意欲・態度
は、3つの観点に変更されています。

●知識・技能
●思考・判断・表現
●主体的に学習に取り組む態度

高校は私立、公立ともに評価の仕方に高校の個性が加味されています。私立中や公立中高一貫校もカリキュラムが公立とは異なりますので評価の仕組みは独自性があります。公立の小中学校については教育委員会に厳密に管理、指導が行われていますので、一人ひとりの先生に差はありますが、一定の作法にのっとった運営がされています。

現在、教室に来ている公立の小中学生は東京都練馬区西東京市清瀬市、埼玉県新座市から通ってきてくださっていますので、この4か所の小中学校の先生方と個人的なつてで実際にどんな形で通知表を作成しているかの聞き取り調査を実施しました。ほぼ同じでしたが、態度の部分を最終的には人がつけるので、この部分はブラックボックスです。

こういう仕組みで評定がきまっているよ、こういう行動をするといいよ、ということを今回は入口の情報レベルですが1分間レッスンで取り上げました。どうしたら評価をあげることができるか、どうやって評定を決めているかの仕組みを生徒の皆さんに配布したプリントには記載しましたので、ぜひご家庭でもご確認ください。

しかし、一番大事なのは、本人が成績をあげたいと思うことです。
中学生には全員5をとる可能性もチャンスもあります。
2や3の人でもです。

しかし、本人が取りたいと思わなければ、スタートラインにも立てません。
本気で心の底から思うことが出発点です。
もちろん2の生徒が5になるためには、覚悟と必死の行動が必要です。
こうなるための道筋は、本当に一人ひとり違います。残念ながら、全員がこうなるとは限りません。
あの手この手は繰り出していきますが、ぜひご家庭でも前向きな気持ちになるように、少しでも前向きな行動の変化が見られたら、認め、応援する言葉をかけてください。
よろしくお願いいたします。