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大学生の本当の就職率

ボランティアの活動になりますが、某大学で就活の話をしています。今週そこで、ある数字について解説しました。学生から100パーセントに近い数字の就職率になっているということに関しての質問が出たからです。

5月18日に厚生労働省文部科学省が2021年3月卒業の大学生の就職率(4月1日現在)は96.0%となったと発表しました。
前年同時期に比べて2.0ポイント低下していますが、とても高いと感じるのが普通ではないでしょうか。

発表資料はこちらにあります
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11810.html

毎年この時期に発表される調査結果ですが、この数字はまったく意味がないと言ってよいです。

調査をした母集団は四年制の大学のわずかに62大学、4470人の集計にすぎません。

現在、大学の数は788です。

約60万人弱の大学4年生の1パーセントにもならず、62大学は国立大学が21校、公立大学が3校、私立大学が38校ですが、選定されている大学の顔ぶれからすると妥当な就職率になっていると思います。

但し、調査報告書の最後に但し書きがあります。
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○ 本調査における卒業者全体(※)に占める就職者の割合(大学のみ)「76.5%」
(令和2年4月1日現在) 前年同時期の値は74.2%
(※) 卒業者全体には就職希望者の他、「進学希望者」、「自営業」、「家事手伝い」等を含む調査対象人員全体。
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この76.5%が実際の就職率に近いと言ってよいと思います。
つまり大学生の4人にひとりは就職していないか、できなかったということです。
複雑怪奇な表現があちこちにある発表ですが、国としては景気と連動している就職率はよく見せないといけないので、このような発表が毎年繰り返されているのだと思います。

なぜか新聞、報道番組では表面的な数字のみを淡々と扱っています。

私が教室に来てから、2回、大学の卒業生を送り出していますが、全員、本当によかった!という就職先を実現しています。教室でのコーチの仕事はアルバイトという形ではありますが、プロとしての仕事をしているコーチに厳選していますので、大学時代に取り組んだことのひとつとしてアルバイトの話が出てくると、企業側にもプロとしての気構えが伝わっているということだと思います。それこそ毎日、毎日、その瞬間、その瞬間で目の前の生徒の状況に応じて、創意工夫して対応しなければいけないので、社会に出ても活躍する土台の力がつきます。

今、通ってきている子供たちには学力についてはもちろん力をつけ、相手のキモチのわかる大人へと成長し、大学生になったらコーチとして戻ってきてほしいと願っています。

もちろん英語、数学などの筆記試験はありますので、学力は必要です。