受験生に志望校を聞いたときに返ってきたよくない回答を紹介します。
「まだ学校のことがよくわからないので」
現時点でくり返しこういうことを言っている場合は、夏も秋も同じことを言うことが多いというのが、過去での実感です。途中で志望校は変わってよいですが、5月の時期に言えないとだめです。
わからないのであれば、調べればいいだけです。こういう場合は学校案内の書籍をぜひ買ってください。
何も言えなければ、学校説明会にもいけません。
こういうことばかり言っている場合は、夏までの間に強制的に決めるためのレッスン時間を持ちます。但し、最終手段です。私に言われて決めたという意識になるのは避けたいからです。
「もう少し成績が伸びたら決めます」
こういうことを言う受験生もいます。このように言っていて、成績が伸びるというのはとてもめずらしいと思ってください。こういう発想をしているので、成績があがらないのだとも言えます。
なお、今回の2つの例は保護者の方にも当てはまります。もし保護者の方自身がこういう発想をしたり、家で話んしている場合は、子供へとても大きな影響を与えます。
まず、目標を決める。
目標を決めたら、今の自分と目標の間にどれだけの差があるのかを確認する。
勉強量はどれだけ必要か。
どういう行動をするか。
何としても目標を決めましょう。
だいそれた目標でかまいません。大人になって仕事をするようになった時も、あまりにも高い目標を告げられた時には、できませんと答えるのではなく、過去のやり方ではない斬新なやり方を考えて、実現して欲しいと思って子供たちに接しています。その感覚を体験して欲しいと思います。
1年前には誰からみても何をばかな目標をかかげているんだと言われるような生徒が、それを最後には見事に実現してしまうことを毎年みています。本気で思い込み、覚悟を持ち、行動を変え、悩み苦しむ勇気が結果を出しています。
なお、高2生、中2生(中高一貫生はのぞく)、受験をする小5生にもできるだけ早く目標を持つための取り組みをしていきます。
高2生は夏が終わるまでには最終確定させたいと思います。来年の夏が終わるとすぐに推薦系の入試は最終段階に入りますので、今年の夏が限界時期です。
中2生、小5生は12月には確定させたいと思います。