中学生、高校生はコロナ禍もあり、部活の運営状況に差がでています。コロナはもう終わったかのような激しさのある部もあれば、じっと自宅待機の部もあります。
忙しさにかなりの差がでています。
中3生は引退が始まっています。
スポーツ、文化、どちらの部にいたとしても文武両道という言葉に代表されるように、勉強と部活をとことんやりきって欲しいと思います。一昨年は過酷な部活動ばかりで、とても心配しましたが、一昨年、昨年、今年とみてきて、勉強と部活を両方徹底的にやり、結果と自信をつけていく子供は、結局、子供本人次第だというのが私の実感です。部活で受験勉強ができないという言い訳も一切していません。
手抜きを一切せず、気合いを入れて、自習室に来て真剣に勉強に取り組む姿が私は大好きです。
部活を必死にやって、工夫ししながら勉強もとことんしている子供のほうが、難関高校、難関大学に進んでいるという実感があります。目標に向けて、最後の最後にぐんぐんと伸びるというのを毎年、何人も見てきています。
一方で、部活が忙しかったので、宿題ができませんでしたと言う子供がいます。断言しますが、部活がなくても勉強に取り組めないというのが実態です。教室では小4以上の生徒を受け入れていますが、それ以前の期間で、物事に取り組む姿勢を学ぶ基礎的な能力を学んでいるか、環境があったかどうかによって大きな影響を受けているということもあり、意識を変えるのは並大抵ではありません。
勉強と部活の両立に悩む子供の前で保護者はどうすべきでしょうか。
保護者としてはやきもきしながらも、常に静観するのが一番です。栄養バランス、睡眠不足には気をつけて欲しいと思います。いろいろ相談にのりすぎたり、見かねて意見をしすぎるのは賛成できません。一緒に選択肢をたくさん考えるのはよいと思いますが、こうすべきと断言した場合、うまくいかなくなると、あの時お母さん、お父さんが言ったからだという考えにつながることがあります。
命の危険がない限りは、静観し、応援と体を気遣うが一番です。
先週、定期試験で必死に取り組んでいる高校生を大勢教室でみました。7月1日前後には次の定期試験がやってくる高校が多いです。中学校は6月中旬から下旬に定期試験があるところが多くなっています。6月、7月は1学期の最大の山場です。居心地のよい家庭の空気にしてあげてください。