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小4~高3のご家庭へのお話をしています。お問い合わせはkokonikosugiyama@jsea.jpへ

心に秘めた思いを変える

教室では授業の最初に私が毎週テーマを決めて学び方に関係する話をしています。
1分間レッスンと私は名付けていますが、今週は夏期特訓がはじまるまでにしてほしいことを取り上げています。

現在、小4から高3までの9学年がやってくる教室になっていますが、小中高別にまず学びに関して心に秘めた思いをはっきりさせるように伝えています。

小学生は、中受をしない、するに大きく分かれます。
中受をしない場合は「学ぶことでは誰にも負けないようにするぞと決心する」、中受をする場合は「なぜ受験をするのかをはっきりさせる」ということを伝えています。小6生は様子を見ていると、今、教室に来ている小6生の中で一番、考える力のある生徒は中受をしない生徒です。この調子で力を伸ばしていくと間違いなく、最難関高校レベルに確実に手が届くと思っています。本人は恐らくこの自覚はないと思います。誰にも負けないという気持ちを心に秘めることで、もう一段力を伸ばせると思っています。
中受をする生徒は、今一度、なぜ受験をするのかをはっきりさせる必要があります。本人は受験をすると言っていても、心と行動が一致していない場合があります。中受は保護者の気持ちがスタートの発端になっていることが多いものですが、受験が自分事になっているかで、この後の問題への向き合う姿勢が異なります。自分事になっていないことが、行動の中途半端さになっている場合がありますので、これを払拭させていきます。

中1生と中2生には「部活と成績を絶対に両立させるぞと決心する」ということを伝えています。毎年の様子を見ていると、部活やその他の勉強以外にのめり込んでいる生徒のほうが結果を出しています。中には部活、その他で力尽きていて、真剣な勉強ができていない場合もありますが、結果を出している生徒は疲れた、もう無理というアピールはしていても心の中では「部活と成績を絶対に両立させるぞ」という思いを秘めていました。部活、成績の両方で自分は結果を出すという気持ちのあるなしはとても大きな差になります。だらだらとした態度もありません。とことん集中しています。

中3は本気の目標校をはっきりさせることにこだわります。

中学生の中には公立中学ではなく、国立、私立、都立中の生徒がいます。独特なカリキュラムや指導で学校が進んでいるため、進研ゼミは進度が合わせにくくなりますが、独特なだけに、本来は網羅すべき学習が自宅での自学自習に委ねられています。だからこそ進研ゼミのカリキュラムできちんとやり抜くことが必要です。学校と進研ゼミを両方、完璧にすることを彼ら、彼女らには求めていきます。

高1と高2は社会人像と目標大学・学部・学科の答えを一旦、形にしていくことに注力します。様々な問いかけをしながら、明確にしていきます。高2は確定させていくのが必須です。そのための来春の入試用の大学資料も続々と到着しはじめています。

高3は平日4~6時間、休日10~12時間の学習時間のリズム確立を促しています。やりきれば光が見えてきます。

全員、何が何でも成績をあげるということを自分事として決心し、行動がさらに変わることを強力に促していきます。
但し、この根底にあるのは学ぶことは楽しいという気持ちがあるかどうかです。

なお、以上で紹介したのはプリントのおもて面の①の項目のみです。②~⑤までの項目があります。

①学びに関して心に秘めた思いをはっきりさせてください

②目指すべき成績目標を自覚し、行動をどう変えるか考えてください

③自分の探究、興味関心テーマを持ちましょう

④最低1冊の本を手に取ろう

⑤思いやりを持てる人になりましょう

実は一番大事だと思っているのは、⑤です。これに関しては来週のプリントで扱う予定です。