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中学受験をするご家庭へ

先週のレッスン冒頭の私からのお話のプリントに小中高の全員があてはまるように考えて欲しい項目を提示しています。
中学受験をする生徒には、
「自分はなぜ受験をするのかをはっきりさせよう」
ということを投げかけています。

これに対する答えを突然、書かせる時がやってきますので、ご家庭でも話題にしていただきたいと思います。
中学受験をする保護者の皆さんに、あらためて問います。
明確な中学受験をさせたいと思う理由を答えられるでしょうか。

私のふたりの子供はもう大学も卒業しましたが、ふたりとも中学受験をしました。
ひとり目の長男は、私が小中高校、教育委員会を対象とした仕事をしていた関係で、私が休日にある私立中高を訪問した際についてきたのが発端です。小6の秋でした。何気なく中学の野球部の練習風景を眺めていて、このチームに入りたいと本人が思い立ったのが第一歩でした。真剣に準備ができた期間は3ヶ月ちょっとでしたが、かろうじて補欠合格をしました。入って本人がびっくりしていたのは、野球部の部員の多さでした。それもそのはずで、入学した年は試合を勝ち抜いて、日本一になった中学です。高校の野球部も在学中に甲子園へ進出しているので、強いチームです。

私が息子を中学受験にかなり遅い時点でチャレンジさせた目的は「子供が生き生きとできる集団の中に放り込む」ということでした。中学受験をしていなかったとしても、この目的は常に一貫して私の方針です。
中学受験に関して、私が息子に指導したのは3点だけです。
挨拶
返事
姿勢
これだけは厳しく伝えましたが、息子がいきいきとできると私が判断した塾に放り込んで、後はその場にすべてをゆだねました。息子はとにかくあのチームで野球をしたいと一心に思い込んで動いていましたし、最悪、補欠合格で入れるに違いないというデータ分析だけは私はしていましたので、すべてを塾長にゆだねました。

 

我が家の中学受験の目的は、
「子供が生き生きとできる集団の中に放り込む」
でしたが、中学受験を考えているご家庭は、中受の目的を明確化させてください。

ちなみに、息子は中2からは卓球部へと鞍替えして、私はものすごくびっくりしました。但し、卓球部も強かった中学でしたので、とてつもない厳しさのある集団の中というのは変わりありませんでした。