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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

集中力がありません

保護者面談をしているといろいろな悩みを伺います。5月、6月にお話をさせていただいたご家庭でかなり多いなと思ったのは、集中力がありませんというものでした。

集中力には個人差がありますが、誤解を恐れずに言うと、集中力がないという子供はいません。集中して勉強をする時間の長さが違うだけです。それこそ5分の子供もいれば、黙々と2時間できる子供もいます。勉強の内容によっても時間の長さは異なります。

基本的に受け身の状態だと集中する時間は短くなります。
しかし、受け身ではない行動であれば、集中できる時間は長くなっていきます。教室で演習形式を重視しているのはこのためということがあります。あとは今の実力よりも少し難しい課題に取り組むのが集中力を続ける秘訣でもあります。

保護者の皆さんにお願いしたいことは、マイナスの言葉は使わないことです。
過去に、集中力がありませんと相談を受けたご家庭の中には、集中力というよりも、勉強がきらいで、学校のテストもあまり得点できないということもありました。こういう場合によくある共通点として、子供がマイナスの言葉をよく使うということがあります。

勉強はきらい
つまらない
やりたくない
バカだから
つかれた

自分の口から出た言葉は、自分の耳でも聞くことになります。
マイナスの言葉につつまれていくと、行動はマイナスの方向に向かいます。
こういう症状の子供はマイナスのループの中にいるので、脱出するのはかなりの困難と時間をともないます。こういう子供の場合、かなりの確率で保護者の方からもマイナスの言葉のシャワーを浴びていることが多いというのが、私の経験則です。

お前はバカだ。
何でこれくらいのことが解けないんだ。
だめだなぁ。

もうこれはある種の洗脳です。

教室の中でマイナス言葉を見つけた時には注意をします。
レッスンスペースの中で、ひとりでもマイナス言葉を使う子供がいうと、空間全体に伝わる恐れがあります。
人間は発する言葉に左右される生き物です。
マイナス言葉には注意をしてほしいと思います。