誰もがオリンピック選手になれるわけではありませんとお話したら、納得されるとは思います。しかし、このことを勉強に関してはわかっていない保護者の方がいるということを教室に来てから非常に痛感しています。
教室では中学生全員にオール4の力を求めています。
大多数の保護者の方にもこういう説明をしていますが、「塾に通っているのに何でこんな成績なんだ」ということを私にぶつけるのならよいのですが、子供に言ってしまっているご家庭があります。
今日のタイトルをもう一度思い出してください。
「誰もがオリンピック選手になれるわけではありません」
納得してくれますでしょうか。
小さい頃から、すごいコーチにつけて練習したからといって、誰もがオリンピックの選手になれるわけではありません。
勉強も同じです。
必死になって取り組んでいることと、結果は別です。
成績がこうだからといって、本人がかんばっていないわけではありません。
持って帰ってきたテストや通知表を見て、「なんだこれは」と言えば、子供は意欲を失います。言いたくなるのはわかりますが、子供の小さな成長の部分を見つけて、ほめるということをしてください。どんなテストでも通知表でもほめる点は見つかるはずです。これが次の小さな成長につながります。