教室では授業の最初に私が毎週テーマを決めて学び方に関係する話をしています。
今週は「次のステージに向けた志の話」という話をしています。
3月から教室名はクラスベネッセから進研ゼミ個別指導教室となりました。
こんなことを私が言うと立場上よくないとは思いますが、教室名に特定の商品の名前をつけるのはよくありません。会社という場でも、部門名に商品名をつけると、その商品名にとらわれすぎて、考える範囲が狭まる傾向が出かねないというのが私の長年の経験から導き出されるひとつの考え方です。
クラスベネッセという名前の時は、子供や保護者の皆さんのためなら何でもするという気持ちがわきやすい傾向がありましたが、他の教室の若手社員の様子を見ると「進研ゼミ」にとらわれすぎてしまわないかと心配になります。
さて、もう一度、今の教室名「進研ゼミ個別指導教室」という名前に着目し、コーチ、スタッフ、子供たち、そして保護者の皆さんに向けて、この名前を逆手にとった話を今週はしています。
「進研ゼミ」の教材は「チャレンジ」という名前です。
「進研ゼミ」を一生懸命に使っていればいるほど、「チャレンジ」という言葉を聞くと、進研ゼミの教材冊子を思い浮かべるようになります。ベネッセコーポレーションの社員としてはあまりよくない発想なのですが、このチャレンジ=進研ゼミ教材という連想はやめさせないといけないと思います。
チャレンジという言葉は欧米と日本では使い方や意味合いはちょっと異なっていますが、今回は、チャレンジ=挑戦という連想をするように話をしています。
全員に未来でたくさんのチャレンジ=挑戦をしてほしいと私は願っています。
進研ゼミ個別指導教室を私は今週からチャレンジ個別指導教室と心の中で呼びたい、みんなもその気持ちを持って欲しいと伝えていきます。教室はチャレンジ=挑戦に必要なことを個別指導する場にしていきます。
未来でたくさんのチャレンジ=挑戦をしてほしいと願った場合、自律的に学び、成績をあげ、受験学年で志望校に合格するのは当然できないといけません。
よい成績もとれないのに、未来でたくさんのチャレンジ=挑戦などできません。
教室の名前が変わったことをよい機会として、一段上のステージをより強く考え、志も高く持たせたいと思います。これを実現するために、勉強は面白い、楽しいというのも追究しながら、進めていきたいと思います。
持ち帰ったプリントをぜひ保護者の皆さんにも読んでほしいと思います。