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小4~高3のご家庭へのお話をしています。お問い合わせはkokonikosugiyama@jsea.jpへ

模試が返ってきたら

教室では授業の最初に私が毎週テーマを決めて学び方に関係する話をしています。
今週は3種類のシートを渡しています。
今日は模試について紹介した後に、メインのシート「自分事にできる人だけが伸びます」についてふれたいと思います。

中3生で7月の模試を受けた場合は先週の土曜日から結果が到着しています。
教室でも話をしますが、必ず教室に持ってくるようにご家庭でも伝えてください。

中3生で学校の通知表の成績が5段階で3の場合、ほとんどの場合、偏差値が50にとどいていないという結果になります。レッスンの冒頭の話でも過去に扱っていますが、通知表の3というのは全体の真ん中では決してありません。3の中でもどの位置にいるかにもよりますが、偏差値が40という数字になることも珍しくありません。

模試の成績表を見て愕然とするという光景は毎年の恒例行事と言っていいものです。
さらに判定結果は気にするなとは伝えていますが、全員、まずここばかりを気にします。
受験生全員の正答率と自分の○×を比較できるように成績表はできていますが、全体の正答率が高いのに、自分が間違えていた問題は大問題と言えます。
模試は終わって成績表が届いてからが勝負です。間違えた問題を起点にして徹底的に勉強する中3生と勉強からにげる中3生に毎年分かれます。この行動の差が入試の結果につながります。
行動が変わらねばなりませんが、真剣に結果に向き合うようになる時期がいつかということも大事ですが、もう一方で、受験が自分事になるのがいつかということも大事です。

自分事にできるかどうかで結果が決まると言ってもよいです。自分事の反対が他人事です。
成績表が返ってきたら、復習をしないといけません。
この復習の行動が、ミスした問題「のみ」を復習しておしまいにするのは他人事になっている場合です。自分事になっていると、ミスした問題だけでなく、その単元や周辺領域を復習するという行動になります。今週は他人事と自分事についてくり返し伝えていきます。
プリントにはいろいろな視点から自分事について取り上げています。
夏の間に全員、自分事の学び方になるように働きかけていきます。