昨日、ノートについて少しふれましたが、もう少しノートについてお話します。
私の長年の経験値なのですが、ルーズリーフのノートを使っている場合は結果が出にくい傾向が強いです。ルーズリーフを使っていても成績がよい場合がありますので、一概には言えませんが、例えばの例で言うと、中学生であれば5教科でオール4以上であるという場合を除いてはルーズリーフはよくありません。情報を分類、整理する力がない時期、学び方の自分なりの型ができていない時期にルーズリーフに出会ってしまうと、得点力には結びつきません。
なお、元々、私は小中学校、高校の学校向けの仕事をしている期間が20年以上あり、ものすごい数の学校に頻繁に足を運んでいましたので、ノートを観察した人数はものすごいものがあるとお考えください。東京都の千代田区では約2年にわたり毎週、授業を手伝っていた中学校がありますが、これらの経験値からもノート、書く動作、中身にはこだわりがあります。
過去の経験から言えることは、ノートをケチって使っている場合は伸びないことがほとんどです。
スペースをほとんど取らずにぎゅうぎゅうにして書いていて、結果がともなっているのはほぼありません。
ただし、例外のケースが今の教室に通っている高校生の中にひとりいるので、たぶん本人はうっとおしいと思っているかもしれませんが、自習している様子を時々確認にいきます。いつもぎっしりと文字を狭い空間に書き連ねています。もっと伸びると楽しみにしている生徒ですが、必ず第一志望の東京の国立大学に合格するに違いないと見守っているところです。
また、ノートの選び方としてはB罫の細いタイプではなく、A罫の太い罫線の幅のほうがよいと思います。方眼タイプのノートのほうが成績が伸びるということもあります。ノートを買いに行く時にはぜひ多めのお金を持たせて、なるべくたくさんのノートがあるお店に行かせてほしいと思います。デザイン感覚と言うか、ノートに書く姿勢や心構えがしっかりしてきている場合は無地のノートもとてもよいです。受験生は答案用紙は国語はのぞくと真っ白な空間に答案を書くことになるからというのもあります。無地のノートで図形や表をゆがまない形で書けない場合は無理にすることはありません。
ノートは
考えながら解くため
復習するため
を主に使うことになりますが、1度、ノートについても教室でしっかりとりあげようと思います。