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すごい2学期にするための学校での過ごし方

教室では授業の最初に私が毎週テーマを決めて学び方に関係する話をしています。
今週は、先週に続き、すごい2学期にするがテーマです。学校での行動はとても大事です。勉強だけでなく、人としての成長にとっても学校の時間はとても大切です。ということで、今回は「すごい2学期にするための日常生活」というタイトルでプリントを作成しています。

伝えているのは4項目です。
1)テストで必ず高得点をとるように行動をしなさい
2)宿題や提出物は出すためではなく、学ぶために行い、期限内に提出
3)予習、先取り学習を当たり前にする
4)学校の授業の中での行動を変えよう

では、ひとつずつみていきます。

1)テストで必ず高得点をとるように行動をしなさい

これに関してはテクニック以前にまず、必要な学習量を確保することができなければ、スタートラインにたてません。勉強時間ではありません。学んだ量です。高得点が取れていないならば、学習量が足りなかったと反省することです。点が取れていない場合ほど、やるべき量をやらないということになっています。今、この姿勢、キモチの部分の差が激しいのが現実です。

2)宿題や提出物は出すためではなく、学ぶために行い、期限内に提出
宿題や提出物はやみくもに出されるわけではありません。その時期に学習するべき内容がまとまっています。宿題をやることで、その時期に必要な学習が最低限できることになり、その範囲を重点的に勉強していくことで、定期テスト対策にも効果を発揮します。
やること、出すことだけを目的にせず、宿題や提出物をすることで学ぶ、力をつけるようにするのが大切です。

3)予習、先取り学習を当たり前にする
学校の授業で明日習うところの教科書を読んだり、進研ゼミを自分の力でどんどん先へ進めていくということを当たり前にしないといけません。
よく「習っていない」という言葉を使う子供がいますが、これは恐ろしい言葉です。「習っていない」と言うのは、「考える力がない」という告白と同じです。習っていないから考えることを止めてしまえという姿勢や考え方を持つ子供だと言えます。
現代は「習っていない」ことを自ら学び、自分の得意分野にしないと生きていけない時代になっています。教科書に書かれていないことも、これは大切なことだということに気づき、見つけ、自ら学ぶ力がなければシアワセになれません。これはくり返し伝えていきます。

4)学校の授業の中での行動を変えよう

4)-1「この時間内に絶対理解してやるぞ!」というキモチで授業に参加する
今、目の前の授業を大切にする。これができないと、「今ではなく、『後で』勉強しよう」と考えたり、自発的に勉強に取り組むことができなくなります。聞くだけでなく、どれだけ授業中に考えるということができたかが大切です。授業中に頭を使って考えることが大事です。勉強とはどれだけ考えたかの回数ということも言えます。

4)-2「授業を作る」という意識を持つ
先生も普通の人間です。
生徒がやる気を見せずダラダラした様子で授業を受けていると、先生のキモチにもブレーキがかかります。必然的に授業の質が落ちます。
先生をやさしくにらみつける位の迫力で授業を聞きなさいと子供たちには伝えています。そうすると先生は緊張し、先生も本気になり、授業のレベルがあがります。授業は先生と生徒が共同で作るものなのです。一部、例外の先生は残念ながらいます。

4)-3「悪い印象や評価」を持たれないように
プリントでは残念な内申評価になる例を紹介を紹介しました。
下を向いている
居眠りやあくびをする    
よそ見をするなどのつまらなそうな態度をとる
姿勢が悪い(先生から見た時に正しい姿勢が大切)
筆記具などをいつもいじっている
筆記具を持たないままで、利き手ではない手が机上にない
発言、質問をすることがほとんどない
授業の開始時間に席についていない
ノートを取らない
友だちと授業に関係のない私語をする
先生に対する失礼な言葉づかいをする
授業の進行を妨害する

特に、中学生は内申が大事です。これらのことをしていないか自問自答をして、少しでもよい方向に向かって欲しいと思います。