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身近な出来事に関心を

先週の月曜日、日清オイリオグループが「日清キャノーラ油」などの食用油を値上げすると発表しました。11月1日の納入から、1キロ当たり30円以上引き上げます。値上げは今年に入って4回目で引き上げ幅は合計で130円以上となっています。
テレビのニュースやネットニュースで見かけた方も多いと思いますが、こういった身近なものに関した時事問題は入試の題材になりやすいものです。身近なことに目を向けるという意味でもご家庭でニュースは毎日、何かしら話題にしてほしいと思います。恐ろしいくらい世の中の動きに関心がない子供が増えているからです。

さて、ただ単に値上げするということを家庭で話題にするだけでなく、理由も家族で話題にすることが大切です。
食用油の主な原料となるのは、大豆や菜種です。これらはバイオ燃料の原料でもあります。世界中が石油依存の現代社会を変えていこうとしたため、バイオ燃料の需要が増加し、食用よりもバイオ燃料として売却した方が高値で売れる状況になりました。こうして原料となる大豆や菜種の相場が上昇した結果、食用油の価格が今年だけで4回目の値上げという事態になっています。
まだまだ上昇は続きます。
時事問題は社会科だけの問題ではありません。時事問題の背景にまで家族で踏み込んでいくこことで、子供の考える力、論理的説明力は普段の生活の中で鍛えられていきます。また社会的な視点の素養が身につきます。
机上で勉強することだけが勉強ではありまん。ぜひご家庭でニュースを話題にしてください。そして一緒に調べてください。

毎日、話題にするニュースを用意しておけという習慣を保護者の方にはぜひともお願いします。