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がんばりなさい

くり返し、何度も、いつも「もっとがんばりなさい」という保護者から子供への声がけは教室としてはあまり推奨していません。たまにであれば、よいと思います。
言葉で伝えるのではなく、保護者の皆さんも自ら行動する、一緒に学ぶ時間にするというのが大事です。
これは勉強だけの話ではありません。教室で子供たちと接していると、他者理解という気持ちがまったくわかっていなかったり、思いやりの気持ちが不足していたり、礼儀やマナーが劣っているという場面に毎日のように遭遇します。ひどい場合は他の子供への迷惑行為に発展しています。でも本人は気づいていません。
自分さえよければという姿勢の子供はどこかで伸び悩みます。
行動していないのにやっていると主張し、試験などでひどい結果になった時に自分は悪くない、やっていたのに知らない問題が出たなどと言い出します。学習量が足りていなかっただけです。自分の非を認めたくないという気持ちはわからなくはないですが、こういう姿勢の子供の場合、妙な方向に行動が向かう場合があります。例えば、教室の壁にいたずら書きをするのはまだかわいいのですが、備品や壁への破壊行為につながったりすることがあります。
また、なんとかなると思う傾向も強くなっています。受験生の場合、もうなんともならない時期になりつつあります。自分で気づいた時にはもう手遅れになりますので、受験生で気持ちがともなっていない場合、荒療治を来週からせざるを得ないと思っています。

生活の中で一緒に楽しみ、規則正しい生活を送るということをぜひ心がけて下さい。何でも一緒に親と楽しむことは、中長期的に見ていくと、学力も生活力にもよい効果が出てきます。勉強は、やりなさいではなく、一緒にやろうという姿勢はどうしたらできるかを考えて子供と接して下さい。命令されてやるのではなく、心地よいキモチを出発点にしてあげてください。