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意味のある時間にする

教室には小4から高3までの生徒がいます。9年もの違いがあります。
教室の中での様子をみていると、行動作法の差が学年によってとても大きいのは当たり前なのですが、同じ学年でもかなりの違いが見られます。同じ勉強時間でも、得点力も大きな差がついてしまっています。
原因はいくつかありますが、まず集中力の差がとても大きくなっています。自習をしている生徒を見ていても、真剣に問題に取り組んでいる生徒がいる一方で、勉強よりも何とかその時間を過ごそうとしてダラダラとしていたり、頻繁に飲み物を飲んだりということが目立つなど、意味のない自習にすぐなっている場合もあります。
受験生は正直なことを言うと行動ができている生徒はまだ3割程度です。今週から私からの受験生への働きかけは厳しさが一段上昇すると思って下さい。特に中学受験、高校受験は2学期で圧倒的な形で内申が取れていない場合、志望校にもよりますが、かなり苦戦することになります。今一度、学校の授業での行動の見直しをくり返し伝えます。
来春の中学受験は首都圏は過去最高の中学受験者数になる予想が出ています。例年であれば合格できるレベルなのに、来春は難しいという事態になるのではないかと危惧しています。小学校のカラーの大判テストは作成側が普通に授業を理解していれば100点取れるということを基準に作成しています。中学受験をする場合、通知表でよくできるが圧倒的に多くなければいけませんが、そうなっていない場合は集中力のない行動になっているか、大人への成長がまだ途中段階というのが原因ということがよくあります。テストだけでなく、忘れ物がないか、宿題の提出ができているか、出せばよいという宿題のとり組みになっていないか、授業態度が幼い状態になっていないか、正しい発言がタイミングよくできていないかということが多いと思います。
次に中学受験、高校受験の子供は内申だけでなく、入試での得点力をあげていくことが大事になっていきます。現時点でこの部分の差が激しくなってきています。徹底的に結果にこだわって勉強をしているかどうかが、この差につながっています。点数を取る、点数を上げるということを意識して行動しているかの差とも言えます。やらされているという意識と行動になっている場合、時間だけこなしている様子がみられる場合は結果につながっていません。こういうことは、レッスン中や自習をしている時の様子、特に目つきや姿勢の違いに出てきています。何としても変えていくようにします。