勉強しない子供は手強いものです。
「勉強しなさい」と命令したり、お説教したり、怒鳴ったり。
保護者の皆さんは普通にこうしてしまうことがあると思います。
私も子供が小さい頃はそうでした。
まったくうまくいきません。
結局自分がイライラすることのほうがとても多かった・・・と今ふり返ると思います。
大人もそうですが、子供も自ら気持ちを変えて、行動しなければ本当の行動になりませんし、結果も出てきません。言われて行動する、嫌々行動した場合、見せかけの行動になっていることも多いモノです。
自分の子供が小中高校生の頃、私は学校を相手にしていた仕事をしていました。自分の仕事であれば冷静に対応していましたが、自分の子供となるとそうはいきませんでした。難しいものです。これは仕事で知り合った学校の先生方も大多数は同じでした。私も先生方も他人の子供であれば冷静な対処ができますが、自分の子供はそれがなかなかできません。本当に難しいものです。
昨日の話とも通じますが、子供の生活環境を変えることが効果があります。
・保護者がまず行動
休憩は必要ですが、子供の前であまりにも堕落的な行動は見せないように努力してください。子供は親の姿を見て育ち、大きな影響を受けます。
・朝のめざめは心地よく
睡眠時間には注意をしてくたさい。個人差がありますが7時間から8時間前後は必要なのが普通です。9時間寝ないと、脳の活発な働きが困難な子供もいます。寝過ぎと寝不足の違いを見分けるのがとても難しいのですが、これに関してはいつも一緒に生活している家族であれば表情や動きからわかると思います。きちんと観察しようという気持ちを持って接して下さい。
・学習する場所の視線
勉強する場所はリビングであったり、自分の部屋であったりいろいろだと思いますが、勉強をする時に子供の目線の中に何が入るかを一度確認してください。マンガ、ゲーム機など勉強以外に誘惑されるモノが目に入らないようにしてください。自分の部屋で勉強をする場合はベッドの位置にも気をつけて下さい。机に座った時に自分のベッドが目に入るという配置はキケンです。ベッドは休むを連想します。ベッドはできれば机の真後ろがよいです。
・元気な挨拶と笑顔
「おはようございます」「いただきます」「おやすみなさい」の3つは必ず家族で元気よく。元気な挨拶は行動の原動力です。特に朝から声を出すというのは大事です。何よりも家族が仲良くにつながりますので、とても大事です。
なお、子供が反抗したり、言うことを聞かないのは健全なことです。反抗期は自立をするためには必要な過程です。いつも素直なまま大人になるのもすばらしいですが、反抗ばかりするのも健全なことです。反抗期を健全な形で乗り切るためにも日頃の子供ともコミュニケーションは大切にしてください。子供はかなり残酷なものです。会話をしていて怒りたくなることもあると思いますが、言葉の投げかけ方はよく考えてください。子供が安らげる家庭にするにはどういう言葉が大切かという観点で行動してください。