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小4~高3のご家庭へのお話をしています。お問い合わせはkokonikosugiyama@jsea.jpへ

過干渉

教室に通っている高3生は来週に最初の試験日があります。
第1志望校は総合型選抜にも挑戦するためですが、総合型選抜は大学、学部によってやり方がまったく違います。来週の試験は集団討論です。最終的に合格が発表されるのは他の形式の試験も受け終わった来年なので、大学受験は本当に長期戦になります。

そして、小中学生の受験も近づいてきました。
あと、約3ヶ月前後になりました。

そろそろ勉強しなさい!
いつまで遊んでいるの?
何だこの点数は!
このままだと受からないぞ!

毎年、受験が近づいてくると、保護者から子供へきつい言葉が発せられることが増えることがあります。受験合格後に実は・・・と言われて、かなり辛辣な言葉が投げかけられていたのを知ることが結構あります。
心も行動も本当の受験生になっている場合にこれらの言葉は害しかありません。
本人こそがよく自覚しています。

保護者の皆さんが子供の頃をぜひ思い出してください。
受験の頃、皆さんの親はどんな接し方をしていたでしょうか。
その頃の自分の気持ちを思いだして、自分自身の気持ちや行動を必死に思い出してください。歴史は繰り返されるのです。自分がされたことをしてしまうということが多いものです。
自分は必死にがんばっていたという保護者の方は、どうしてそうできていたのか思い出して下さい。必ず皆さんの親の接し方、環境に何かしらヒントが隠されています。
自分の歴史を思い出し、よかったことは自分の子供にもおこない、よくなかったことは自分の子供にもしないということを心がけて下さい。

子供は自らの気持ち、考えを変えて行動しないといけません。
親から言われて、動くのは、自らではなく、言われて動くだけなので学習効果は限定的になります。
先週の土曜日20時からの中3向け進路セミナーを皮切りに、教室では受験モードの強化を進めています。教室に火曜日から土曜日まで毎日来ている受験生もいますが、ご家庭は毎日です。ご家庭での接し方が意味を持ってきます。ぜひ、朝の元気なあいさつから子供たちを安心させるようにしてください。

なお、いまだに心と行動が受験生とは程遠い子供が教室に通ってきているのも事実です。この場合は間に合わなくなるので、強弱交えた接し方をしていきます。