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大学受験のための平均勉強時間

今年は秋がなくて、いきなり冬に突入したような気候でしたが、いよいよ本当の冬になります。受験直前期です。
「大学受験のための平均勉強時間はどのくらい必要ですか?」
という質問を先週、ある高校生から質問されたのですが、大学受験生は1日の大半を受験勉強に費やす生活を送るのが一般的です。今の学力とゴールの目標の差によって必要な時間は自ずと違ってきますので、答えは人それぞれという形になります。
受験直前期の高校3年生で合格者の平均は、冬は平日、休日ともに10から13時間というところです。朝から晩まで机に向かっているというイメージです。学校がある日は学校の授業時間も含めてこの時間が必要です。

大学受験に関してはある予備校の先生方と意見交換をしながら、対処を進めています。
先日の打合せで難関大学を目指すにはどのくらいの時間が必要かという話題になりました。本人が今よりももっともっと上を目指した場合に合格できる大学を難関大学と言ってよいと考えてください。科目別に積み上げていったところ最低4000時間は必要という結論になりました。高1の段階から1日3時間から4時間勉強をし続けて3年間で達成できる学習時間です。
スキマ時間も含めて確保していかないといけませんが、気持ちがあればできない数字ではありません。もちろん部活など自分でやると決めたことも並行して、やる前提です。

高1、高2は勉強していないけれど、GMARCHには入りたいという相談をよく受けると予備校の先生方が言われていました。特に保護者の方からこう言われるそうです。保護者の皆さんの大学受験の頃とは異なり、定員を超えた合格者は出せないという仕組みになりこの10年の間に大学入試、特に首都圏の私立大学は劇的に難易度が上昇しました。今は高1からコツコツと勉強するのは大前提だというのはおさえておいて下さい。
GMARCHに必要な学習時間は科目数が特定のものだけになるので2000時間ぐらいになります。但し、入試科目で元々苦手意識がないのが大前提です。高3の1年間、毎日6時間勉強すると2000時間を超えるという形になります。但し、高1、高2で基礎基本の土台は作っておく必要がありますので、これがない場合はもっと増えます。
気づいた時には必要な時間数が捻出できないということが起きやすくなりますので、今度、高1、高2生を集めたセミナーでは気持ちを作ることも重視したいと思います。