小中学生のご家庭を中心に面談をほぼ実施が終わりました。ご家庭によっては2回来ていただいた場合もあります。お忙しい中、ありがとうございました。
小4、小5の面談では中学受験の相談がとても多くありました。中学受験に向いているのか、始めたら合格できるのかという相談が多かったように思います。現在の小6生で受験をするご家庭は私立中受験と公立中高一貫受験が半々といったところです。今年は全員志望校が異なるという状況になっているので、過去問分析や作戦作りに例年よりも大変ですが子供たちは順調に進んでいます。油断はできませんが。
小4、小5のご家庭で中学受験を考える場合、大事なキーワードが3つあります。
精神年齢と基礎学力と素直さです。
精神年齢は難関校であればあるほど必要になります。大人度合いがなければ解けない問題が出ますし、精神年齢が高くなければ立ち向かう行動につながっていきません。やっかいなのはこの精神年齢は無理矢理あげていくことができないことです。あまりにも精神年齢が低い場合は中学受験ではなく、高校受験が適しているという見方もできます。
基礎学力は小学校のカラーの大判テストで常に9割取れるかどうかだと思って下さい。大抵は満点。1、2問落とすということがまれにあるという形には最終的にはしていかないといけません。その上で授業態度や学ぶ姿勢が小学校の先生から高い評価を得ている必要があります。このあたりは小学校低学年での学ぶための基礎力(成績ではなく、学び方です)がどの程度身についているかが大きな部分を占めています。
精神年齢、基礎学力がまったく足りていなくても、本当の「素直さ」があると事情は違ってきます。素直さがあれば中学受験に必要な精神年齢と基礎学力が伸び、結果を出すということはできます。素直さに勝るものはないのが中学受験のポイントです。素直さを育むのは何かというと家庭です。親子関係に素直さを育むかぎがあるというのが今の率直な私の意見です。これに関してはかなり長文になりそうですし、うかつなことは書けないので、資料化していずれ面談で配布したいと思います。