今週で11月のレッスンが終了します。11月30日は12月の1週目という扱いで運営をしますので、間違えないようにお願いします。
この時期になると受験生のご家庭からは本当に合格するのでしょうかという相談が増えてきます。本人、保護者の方とお話をしていると学習量と合格力の関係は下のグラフのようなイメージを持っています。
このような伸び方をしたケースはほとんどありません。
合格力は学習量には比例しないと考えて下さい。
努力が結果に結びつくまでにはある程度の学習量が必要になります。
下のグラフのような形で推移するのがほとんどです。
どんなことでも努力をしたことには時間もかかりますが、それ以上に合格に関しては時間よりも量に左右されます。さら合格力は指数関数的にあがる性質があります。特に英語と数学・算数、国語は積み上げていく形で学力の土台ができる教科ですので、上昇カーブは最後にぐんぐん伸び始めるということがほとんどです。
大事な基礎となる土台ができあがれば、応用力が伸び始めるのはある時から急上昇していきます。自分でも気がつくので、さらに学ぶ姿勢が前のめりになります。大学受検で現役生が強いのはこのためです。E判定から合格というのは奇跡のように言われることがありますが、それまでの行動を見ていれば、奇跡でもありません。上昇カーブがいつ訪れるのか次第です。大学受験で浪人生はなかなか伸びない、結局、現役の頃とさほど成績は伸びないという例がとても多いというのも現実ですが、これは現役時代に地道な努力をしていなかったからです。時間があるから余計にいけないということにもなり、悪循環になっていることが多いです。
なお、今の時期、受験生、普通の受験生は必死になっています。
注意していただきたいのは、今大事なのは学習時間ではないということです。学習量です。ここを間違えていると、とんでもないことになります。ご家庭でも時間ではなく、今日は何をどれだけおこなったかに着目してください。