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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

子供を思い通りに動かそうとしていませんか

子育てで大事なことは大人になった時に自分で考えて行動できるようにしていくことです。自分で考えて行動できなければ、本当の幸せは手に入りません。
でも、日常生活が忙しいと、保護者の皆さんは手っ取り早く自分の思い通りに動かそうとした言動をとったりします。
こうしなさい
そんなことをしていたらだめでしょう
そうではなくてこうすべきでしょう
その場面では、言ったとおりに動くので楽です。しかしこういうやり方を小さい時からずっと続けているととんでもない大人になることがあります。教室では小4生以上が通ってきていますが、少なくとも押しつける言動というのは小4生までにして頂きたいと思います。
保護者の皆さんに心がけて欲しいのは子供の考える力を育てることです。
自分で考え、どう行動するかを決めるということをしている子供は大人に向けた準備ができていきます。自分の心を自分の力でコントロールできる力を養うようにしていくことが大切なのです。
保護者の皆さんの思い通りに子供が動くととても楽ですが、未来の子供の幸せにつなかがりません。社会に出ても、自分で考えず、自分の行動も判断できず、言われた通りにしか動けないことになります。自分で考えるということを放棄する人間になります。これは不幸です。
考え、悩み、自分の決断で次にどうするかを決めさせるということをできるだけ多くさせて下さい。親子の間でのやりとりでぶつかることもあるでしょう。対立することもあるでしょう。でも、こういうことは将来の幸せにつながると思って、大いに互いの意見を話し、悩み、子供が自分の心をコントロールする機会を提供して下さい。
子供の主張は時には理不尽です。こういう時にこそ保護者の皆さんが大人として我慢強く言葉のキャッチボールをしてください。認める部分は認め、おかしいところはおかしいと指摘してください。決して親の結論を押しつけたりしないでください。子供の主張をいつも受け入れるというのも論外です。子供の言いなりはだめです。一番いけないのは子供への無関心だとか放置ですが、これはさすがに教室に通ってきている保護者の方の中にはいないと思っています。

常に今の子供ではなく、未来の子供を基準に接することを考え続けて下さい。