土曜日の20時から高校1年生、高校2年生を集めて進路セミナーを実施します。
どうやって志望先を決めるのかから話をスタートします。
高校生の進路には正解はありません。
正解だったかどうかは、5年後、10年後、20年後にはじめてわかると思います。だから進路を決める時に正解はありません。
正解はありませんが、本人が本気で考え、行動した結果の進路であれば正解だという話もする予定です。
進路を考える時に大事なのは大学ではなく、大学卒業後の進路です。
保護者の皆さんは昭和の感覚が染みついているのが普通です。
高校生は平成と令和に生きてきました。
この差はとても大きいと思って下さい。
高校の先生の中にも昭和の感覚の方が大勢います。昭和の感覚のままの先生は要注意です。
昭和は成功しやすいモデルケースがありました。
高度経済成長
大量生産・大量消費
日本の国内総生産GDPは2位
日本は成長以外あり得ないとみんな信じていた
学歴があればなんとかなる
大学選びは偏差値、大学名
年功序列・終身雇用
一流大学・一流企業・一生安泰
知識詰め込み型の画一的な教育
学歴のフィルターを通し、新卒一括採用
成功のモデルケースに合わせれば時代が経済的安定を保証
どうしてもこの感覚で物事を考えてしまうということが出てくると思います。令和の時代に社会人になる高校生に昭和の感覚で接することはマイナスに働きます。
高校生には考えるためのきっかけをたくさん提供しようと思います。
今週の土曜日の夜に集合できない高校生もいますが、別途、個別特訓をしますのでご安心ください。
今、教室には大学3年生のコーチがかなりいるのですが、今週の週刊ダイヤモンドに「大学3年生が選んだ就職人気企業ランキング2021年夏」という記事が掲載されていました。1位は伊藤忠商事、2位は東京海上、3位は三菱商事でした。私の勤務先も15位に名前がのっていましたが、複雑な思いで記事を読みました。就職を考える時の思考回路が昭和と同じというのが率直な気持ちでした。日本の未来がとても心配になりました。
さて、進路セミナーでは進路検討の話をした後で、入試、受験勉強の話をします。
一般選抜とは
総合型選抜とは
共通テストにどう立ち向かうか
最後にお金の話をします。お金に制約があって大学進学をあきらめるということだけはしてほしくないので、打開策の例を示します。個別の事情もあると思いますので、必要に応じて個別の相談会も別途実施します。