小学生は成長度合いにはとても差があります。
基本的に成長したという部分を少しでも見つけたらすかさず、ほめてください。どんな時でも、どんな些細なことでもほめてください。「成長」についてはとことんほめてください。結果ではありません。
成長は勉強に限らず、昨日までとは違うことができたら、すかさずほめてください。幼い気持ちが残っている場合はほめることがとても大切です。
できることが増えたらほめるというだけでなく、スピードが速くなった、今までより質の面でも成長が見られた場合はほめてください。
ほめる時には必ず具体的のどの部分がどのように成長したのか、本人にわかるようにほめてください。漠然としたほめ言葉は意味がありません。具体的にどの部分がどのように成長したかです。
ほめると同時に叱るべき時はしっかりと叱ってほしいと思います。特に大人に対する態度で失礼な態度、失礼な言葉遣いや態度を目にした時は、きびしく叱ってほしいと思います。これは親に対して失礼な態度も同じです。
小学生の時というのは、まだ素直です。この時期に何がよくて、何はいけないことなのかをしっかりと伝えるのはとても大事なことです。これは大人の大事な役割です。社会常識もそうです。教室では一番下の学年は小学校4年生ですが、社会常識は本来は小学校3年生までの間に身に着けておく必要があります。マナーも一緒です。
挨拶は意識して身につけさせてほしいと思います。
おはようございます。おやすみなさい。行ってきます。ただいま。
教室に来た時はほぼ全員ができていますが、数名できていないケースがあり、心配になっています。大学生の面接官をしていて、基本的な人としての立ち振る舞いができていない大学生に出会うといつも悲しくなります。学ぶ機会がなかったのでしょう。
ありがとうございますという感謝の気持ちを伝えることができるかできないかも大事なことです。ほかの人のことを考えて行動できるかできないかにもつながりますし、感謝の気持ちが持てる子供は受験でも強いものです。