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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

教養、学歴、専門性

今週、3つのキーワードをご紹介しました。
1 教養
2 学歴
3 専門性

教養は生涯を通して、身につけていって欲しいと願っています。
教養の範疇はものすごく幅の広いものです。

学歴は日本では、日本特有の世界観があります。学歴に関係なく活躍する場はあると主張する人々もいますが、そういう人に限って一定レベルの学歴を持った人物であったりします。
日本の社会では学歴という特殊な価値観を作り上げ、階層社会や格差を生み出す原動力になってきました。教室では努力しなければ、必死に学ばなければ手に入らない学歴を目指してほしいという方針で動いていきます。
但し、教室でいう学歴という言葉は最終学歴までの世界観にします。人によってはとてつもない目標を実現するため、高校が最終学歴になる場合があります。高卒が最終学歴になったとしても、心からの決断でそうしたのならばそれは正しい選択です。
すばらしい最終学歴に到達するために必死の努力をしていただきます。
受験には合格、不合格はつきものです。合格する人がいれば、必ず不合格になる人がいます。不合格は恥じてはいけませんし、後悔もしてほしくないと思います。不合格の場合、必ず反省はしなければいけませんが、後悔しないだけの努力が必須です。
最終学歴は社会に出る時に助けにはなりますが、助けてくれるのはここまでです。最終学歴はあくまでも通過点です。さらに上の次元を目指さなければ、最終学歴を活かすことはできません。
最後に意味を持つのは、「専門性」です。
例えば大学に入ったら、磨くべきはこの専門性です。
専門的な知識、経験、専門性を土台にした価値創造。
これらを強めていくことができれば、例えば第二志望、第三志望の大学が最終学歴になっていたとしても、将来、必ず大逆転につながります。専門性が必要とされる世界では社会人になってそんな遠くない時期に学歴は何ら意味がなくなります。大学の名前は意味を持たず、今、あなたは何ができるかが意味を持ちます。
だから偏差値だけを追い求めるような子供にはなって欲しくないと思います。偏差値は合格のために利用すればいいだけです。
必死に努力することには大きな意味はありますが、学歴そのものには意味はありません。
社会に出た時に武器になるのは、教養と専門性です。そういう社会が今以上に当たり前になっていきます。学び続ける力を持った子供こそ、シアワセになるチャンスが広がります。
過去の実績は学歴も含めて意味がありません。
今、あなたは何ができる人ですか?
この価値観を教室の子供たちにはていねいに時間をかけて伝えていきます。