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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

保護者の涙

お母さんが泣いたんです。
去年、教室を卒業した今は高1生女子からこんなことを言われたことがあります。ちょうど後半戦の冬期特訓を開始した1月5日の日でした。
元旦セミナーが終わり、元旦は家に帰っても必死にがんばったそうなのですが、友達から夜にLINEが来て、元旦から勉強するなんてかっこ悪いと言われたそうです。仲のよい友達なので、なんとなく気持ちが揺らいで、1月2日、3日とだらだらと過ごしてしまったそうです。
1月4日、お母さんも思わず、大きな声で叱り始めたそうです。
だんだん感情的になり、お母さんが泣いたそうです。
親の涙は強烈な力があります。
普段の親子関係ができていれば、子供は自分への親の愛情をその涙から感じ取ります。その生徒は見違えるように行動が変わり、緊張感のある学習行動になりました。スマホも友達全員に封印すると宣言して、電源を入試の日まで切っていました。
結果として奇跡のような合格を勝ち取ってきました。
保護者の皆さんに泣いて下さいとは言っていません。
親子で話をしていて怒るという状況下では、感情的になりやすいので気をつけましょうということを何度か伝えてきていますが、何も考えずに感情だけで動く子供、特に大人度合いが低く、やんちゃな子供に対しては、ときにはあえて感情的にしかる、大げさに感情を出してみるということが一定の効果がある場合があるのもまた事実です。
但し、この大前提には普段から親は自分のことを愛しているといいう親子の愛情があるということが家族の中でできていることが必要です。
感情をぶつけた時も、最期は笑顔でしめくくるとか、頭をなでてやるといった気持ちをぶつけただけにしないということは大事にしてください。