会話に主語がない人と話をすると悩むという経験はないでしょうか。
LINEなどで短い文章、言葉、スタンプでのやりとりが日常的になっているからなのだと思いますが、会話でも主語がない、単語のみ、5W1Hがないという人が増えてきているように感じます。
いきなり話してきて、しばらく話を聞いていくと、あっあのことかとこちらが理解するということもよくある日常風景になりつつあると思います。
これはゆゆしき問題です。
家庭での親子の日常会話はいろいろなことが省略した形ではじまることがとても多いのではと思います。
「○○くんがね、ひどいの」
「ねえ、日曜日どうするの?」
「いつ」「どこで」「何が」・・・何もかもが抜け落ちているので、状況が理解できませんね。こういう場合、子供からすると、親子だからこそ説明しなくても伝わるものだととても安易な気持ちや考えがもとになってこんな会話になってしまうのだと思います。
どんな会話でも主語と述語は大事です。
親子の会話では、たとえ日常会話でもきちんとした文章で話をさせることがとても大事です。国語力につながります。
時間にゆとりのある時だけでよいので、正しい日常会話をする中で正しい文章で話す時間帯を作って練習をしてください。教室から正しい日常会話をお願いされたと言えば、よしやってみようという形で練習もできるかと思います。
記述の問題を書かせてみると一目瞭然ですが、日常会話がおかしな子供は文章が書けません。
正しい日本語での日常会話はとてつもなく大切です。