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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

隠れてスマホをさわる子供

教室でのレッスン中にコーチの眼を盗んで、スマホをさわる子供がいます。
今週からこの行動に対しては厳しい対応を開始しています。レッスン中は理由にかかわらず、見つけた場合はその場で帰るまで没収をします。没収に応じない場合はその場でレッスンを終了するという厳しい対応をさせていただきます。今の状態を見逃すことは、やがて大きな後悔になって本人に降りかかってくると思うからです。
新高1以上についてはレッスン時間以外であれば、勉強目的の利用はOKとします。

先日、私立のある小学校で少人数の小2のお母さん方と話をする機会がありました。
スマホの相談を受けました。いずれスマホを持たせるかどうかを悩む時が来ると思うけれど、どういうことに気をつけたらよいかというものでした。
子供の家庭での様子や習慣などを十分に確認し、お母さん方の教育に対する考え方、姿勢を十分に確認した結果、こんな話をしました。
・半年かけて十分にまずルールを家庭で考え、決めて下さい。
・小3の夏、常にお母さん方の目の行き届く時期に与えて下さい。
皆さんかなりびっくりしていましたが、私はこれがベストだと思っています。
但し、前提条件として、子供の素直さとしつけがきちんとできているご家庭という条件がつきます。さらに保護者としての厳しさとあたたかい姿勢が必須です。
教室には小4から高3までの子供が通ってきていますが、小4でスマホを持っていなければ、高校生になるまでは持たせるべきではないというのが私の基本となる考えです。高校生になっても持たせてはいけない成長度合いの生徒もいるので、この場合はきびしいルールをもうけるのが大前提です。
幸い現在の高1から高3は持たせてもよい成長度合いの生徒ばかりです。勉強の道具、自分を高めるための道具、自分の生活を便利にするための道具として使っているので安心して見ていられますが、今の中学生以下は持たせるのはキケンなのに持っているという場合があり、とても気になっています。明らかにスマホを持たせたあたりから時間の使い方が乱れ成績に大きな影響が出ていると見えているケースもあります。
小3以下は保護者の厳しい姿勢には心から、そして素直に聞き入れる傾向があります。言われた行動も守ります。この時期に、徹底的に厳しいルールを染みこませることができれば、スマホは健全な道具になります。
厳しいルールというのは、
・置き場所はリビングにし、使う時は必ず親が近くにいる場合のみで使う
・寝る1時間前以降は使わない
・SNSは親子の間の連絡だけで使う
・SNSで親子以外とやりとりしないといけなくなった時は親の許可を取り、やりとりは親にも見せる
・アプリを入れる時は親が操作を確認しながらインストールする
・ゲームは入れない
・課金されてしまう使い方はしない
・SNSで知り合った人とは会わない
・便利な道具として以外の使い方はしない

・今までと違う用途で使う時は親に話してから使う
というようなものです。
スマホは使い方によっては怖い目に会います。本当に怖いものだということは徹底的に素直な時期に教え込みが必要です。
小学校の高学年以上になると、素直に親の言うことを聞かなく時期が訪れます。また誘惑に負けやすくなります。
これは今の私の考えですので、一般論ではありません。
私の家庭では子供たちは高校生になってから、持つようになりました。それまでは禁止していました。当時はスマホではなく、ケータイでしたので、今よりはキケン度合いはものすごく小さかったのですが、中学を卒業するまでは決して持たせませんでした。時代は変化していきますので、今だったらということでお話しました。
なお、今日の話は、小さくて幼い頃にルール、しつけをご家庭ごとの考えで厳しくおこなうことが当たり前というご家庭についてあてはまると思って下さい。