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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

他の人と比較する

勉強で結果を出すためには地道な努力が必要です。
スポーツも同じです。
社会に出た時の仕事も同様です。

ところが最近、若手の社会人の中に地道な努力を嫌う傾向の人が結構いるように感じています。我慢強さがないというか、すぐにあきらめるという人もおおくなっているように思います。
子供の中にも似たような傾向の子供がいます。
成績の悪さを反省もせず、改善もせずという感じの様子です。
受験生でもまだ本気出していないだけだからという姿勢の場合があります。

心理学用語で「全能感」という言葉があります。子供は小さい頃は根拠のない自信を持っています。「自分は何でもできる」「何でも自分の思うままになる」という感覚を幼い頃にはほとんどの人が経験します。
子供の成長には、他の人と自分を比較するという時期が必要なのですが、これによって、自分の未熟さや無知さを知り、自分を見つめ直すことができ、大人へと成長して行くのです。
自分の自信がゆらぐ経験というのは実は子供にとってとても大事です。
あいさつができない。
大人に対して上から目線の態度をとる。
思い通りにいかなくなると、そこで突然やめてしまう・
かなりまずい状態がずっと続いている場合、自信がゆらぐ経験がないまま、いろいろなことがお膳立てされた環境にい続けているという場合があります。
自信がゆらぐ経験もしながら、自信を持たせるようにするということがとても大事です。こういう年月があり、様々な挑戦と工夫の経験をすることで、自分なりの価値観が作られていきます。自ら、自分事として物事に関わっていくということができるようになります。
困難の中から自信をつかみ取らせることがとても大事です。