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まだ習っていません

自分で学ぶということが成長の原動力です。
特に小学生にとても多いのですが、「まだ習っていません」とコーチが言われるケースがあります。学校で習っていないから学ばないという意識を持ったまま大人になるのだけは防ぎたいと考え、教室では接しています。

この時の本人の言い分はいろいろあります。

習っていないので、できませんという出来ない宣言の場合は、習っていないことでも自ら学ぶという姿勢を持たせていくというのが大事ですが、本人の気持ちの持ち方によってはこのケースはそんなに大きな問題にはなりません。素直な子供であれば、学び方を辛抱強く毎回一緒にやってみることで解決します。

一方で、まだ習っていないので、出来なくても仕方がないでしょ!というある種子供なりの開き直りの気持ちを持っている場合は、学び方を一緒にやろうとしても心が学ぶという気持ちになっておらず、いやいややっている、やらされているという構図になりがちなので、かなりの時間がかかります。自学自習ができないまま、中学生になる場合もあります。この場合は成績はどんどん低下することが多くなります。

これに似た状況としては、どうして学校で習っていないことをしないといけないの!、こんなのおかしい!という批判の気持ちが混ざっている場合があります。これまでの学ぶ環境がそうさせているということがあります。敵対的とでも言う姿勢なので、成績が上向かないままの期間が長いと、大人になった時、社会に出た時に仕事のできない人ということになりかねないので、最も心配なタイプです。

何としても教室を卒業するまでに自分で学ぶ、自学自習を身につけさせたいと思います。毎年、そうできていない状況のまま、受験が終わり教室を卒業していく場合があります。残念でならないと思うと同時に、来春の卒業の季節にはそういう子供はゼロにしたいと心から思います。