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失敗や間違いをチャンスにする力

自学自習ができる力にはいろいろな力がありますが、最も大事な力は「失敗や間違いから学ぶ力」です。
あぁ間違えた。
×だった。
この時、小学生の中にはそのまま放置するということがとてもよくあります。簡単にできるものしかやりたがらないという重傷の子供もいます。
ピンチはチャンスだということを教室では時々話すようにしていますが、ピンチはチャンスにつながるきっかけになるということを気持ちと体の両方で覚えさせたいと考えています。間違えてもいいんだよというメッセージをぜひご家庭でも子供が間違えた時、失敗した時などに伝えてください。保護者の皆さんも子供の前で失敗した時は、これは次に失敗しないようにできるチャンスだという様子を子供にお手本として伝えるようにお願いします。
失敗した時に、よくない接し方のひとつが「ちゃんとしなさい」と言うことです。「失敗=怒られる」、「失敗=よくないこと」ということが心の中に植え付けられてしまうという大ピンチになります。特に小さい頃に「ちゃんとしなさい」と言われて育った保護者の場合、口癖のように「ちゃんとしなさい」と同じように言ってしまいがちです。自分がされたことは、自分もしてしまう傾向があるのが人間です。
失敗や間違いをチャンスにする力はまず、保護者の皆さんの普段の行動をふり返ることが大切です。失敗や間違いをチャンスにするという大事な能力は保護者の方次第ということも言えると思います。

小学生の保護者の皆さんから話を聞いていると失敗させないように先回りするという行動をしてしまっているのではないかと感じることもあります。心配でついつい手や言葉で失敗をさせないようにしているのですが、失敗は成功するための第一歩です。ぜひじっと見守ることも心がけてください。
見守っていると子供自身が失敗に気づいていないこともあるかと思います。状況によっていろいろなパターンがありますが、できるだけ子供が自分自身で気づくように接してください。あっと気づいたら、「失敗してもいいんだ」ということもぜひ伝えてください。