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高校生の孤独な勉強

大学受験の勉強は孤独な取り組みのくり返しです。
1日24時間は全員に平等ですが、いかに黙々と自ら学んだかで大きな差になります。大学受験では塾、予備校に行ったり、映像授業でカリスマ先生の授業を受けたり、通信添削で取り組む、参考書や問題集で独学をするということのどれかを選ぶことが普通だと思います。
これに加えて、高校の授業の時間は絶対に大事にしないといけません。1日の中でかなりの時間を占める時間が高校にいる時間ですので、何としても価値を高めないといけません。時間を過ごしているという形であれば、時間を捨てていることになります。
高校生に必要なのは、いかに孤独で濃密な勉強時間を作ることができるかです。24時間365日、自分と向き合える時間を高めることが勝利につながります。
2021年度、今月、卒業する高3生はひとりだけでした。
私が最初に教室に来た2019年4月に私の説得に応じて3年間がんばった唯一の高3生です。
途中で何度も同学年の高校生が入会する可能性はありましたが、いずれも教材の使い方のアドバイスのみで入会には至りませんでした。
孤独な空気がいっぱいの中で学年があがるにつれて、自習に来る頻度が飛躍的に上昇していきました。いつしか、いつも自習室の入り口に近い席を定位置のようにして孤独な勉強をしている姿が定着していきました。
別に自習に来なければいけないというわけではありません。
場所は自宅でも、学校の自習室でも、教室でもどこでもよいです。
いかに孤独な勉強時間を作ることができるかで、結果が少しずつ出てきます。
形と心の姿勢が出来ていれば、孤独な勉強は他の方法に比べて圧倒的な結果を出します。小学生で素直に言われたことをやってみるということができる間にこれができていれば、どの受験でも恐れることはありません。但し、一見、形と心ができるように見えていても、実は違うという場合、結果は出ないどころか、どこかのタイミングでとんでもない結果に向かっていく場合があります。
何でもとことんやってみるという気持ち作りを教室では強力に働きかけていきます。勉強への姿勢を整え、やり方のアドバイスをし、進路の道筋を確立させ、寄り添いながら本気の受験生にするのが教室の大事なミッションです。
今年の高3生は見事に国立大学医学部医学科に合格を果たしました。おめでとうございます。