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家庭のルール作り

昨日は校則についてとりあげました。
校則を変えたり、校則について議論したりするのは結論に至るまで時間がかかり、手間がかかるものですし、学校側には学校側の考えもあるので、なかなか難しい問題です。今回は東京都教育委員会からの一斉指示という形で実施されるのでいつもとは事情が異なりますが、私学のように学校毎の考えや理想の姿を元に取り組むような環境作りも公立ではぜひしてほしいと思います。
さて、今日は家庭のルールです。
家庭のルール作りは自由な世界です。
例えば、小学生と高校生では家庭のルール作りは根本的に異なります。
様々なルールが各ご家庭であると思いますが、例えばゲームやスマホばかりしている子供に9時以降は禁止と親が決めるのではなく、本人にルール作りをさせてほしいものだと思います。子供に作らせてみると、最初はそのレベルでいいのかというようなルールになるものです。今よりも少しだけでもいいので健全になっていればよしとしましょう。
ゲームとかスマホだけでなく、あいさつ、家に帰る時間、寝る時間、きちんとした姿勢などの生活上のルールもあれば、他人に迷惑をかけない、うそをつかないなどといった道徳上のルールもあります。
もし、新年度に合わせて子供部屋を用意したりする場合は、子供の成長につながるようなルールが絶対に必要になります。特に子供部屋には鍵をかけない、部屋に入る時は親でもノックをして許可を得てから入るというのは必ずルールとして約束してほしいと思います。
いずれにしても家庭のルール作りは子供の意見や考えをまず尊重してください。アドバイスはして、子供が作ったルールを受け入れましょう。極端な話、大人としての成長度合いがともなってからルール作りをさせてもよいです。小学校6年生を例えると、ルールを作らせてよい成長度合い、親がまだ決めるべき成長度合いがあります。今の小学校6年生でいうと女子は4人、男子は2人だけだなと思います。家庭での様子を見ているわけではないので、あっているかはわかりませんが、普段の教室での様子からこんな風に思えます。
なお、親として絶対に守って欲しいことがあります。それは、ルールを破ることは絶対に許さないという姿勢です。この姿勢だけは崩さないでください。例外はありません。これが自律的な行動、自分で考えて、自分で行動する力につながります。