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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

上手な叱り方

怒るのではなく、叱ることを心がけて下さいとはよく話すのですが、今日は怒ると叱るはどう違うのかということをはじめに伝えようと思います。
日常的に親子の関係性がうまく出来ているかどうかでまるで違いますが、「怒る」は保護者の皆さんが自分の怒った感情を解消するためにする行為だと言えます。一方で「叱る」のは子供のためにする行為です。
とは言うもののこんな親の気持ちは子供には伝わらないものです。大人度合いの高い場合は別です。
そこで「怒る」ことはしないが、「叱る」ことはここぞという時にはするからねと家族全員がいる場で話すということをしてはいかがと思います。さらに「叱る」基準を家族の間で決めておくというのは意味があります。こういう時は叱るぞと予告するのです。
「叱る」必要がある時にも一呼吸おいて、子供の言い分を聞いて下さい。言い訳にすぎない場合はそれを指摘しましょう。
一番大事なことは「叱る」時は子供自身を叱らずに、行動を叱るということです。宿題をしなかったことは叱ってよいのですが、宿題をしなかった子供自身は叱らないということです。ちょっと高度ですね。
そして、叱る時は短時間にしてください。「はい、これでおしまい」とすぐに終わったことにして気持ちを切り替えることも大事です。
なお、子供は一人ひとりまったく違います。効果的な叱り方も異なってきますので、今回の話を参考にして大いに悩みながら叱って下さい。