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志望校が書けません

今週、中3の高校受験生には志望校を書いてもらいました。
具体的な志望校が書けないとか、とりあえず適当に書きましたという受験生がこの時期にいます。
本人を呼び止めて話をするということを一人ずつ順番にし始めていますが、毎年、理由には傾向があります。
ひとつはお父さんやお母さんに聞かないと書けないという理由です。
受験は自分事にしないと合格は近づかないのですが、まだまだ他人事だから本当の受験校が決められない、決めようとしていないということになります。こういう状況は脱却させたいと思います。勉強も他人事という状況が続くからです。志望校が決められない=勉強に本気で取り組めない。ということになります。
もうひとつは自信がないからという理由です。
行きたい高校があるのに、無理だとか、恥ずかしいから書かないということが多くなります。成績があがったら考えますという受験生も毎年いますが、志望校が決まらないから、本気の勉強にならないので、悪循環になる恐れがあります。
ふたつの例をあげましたが、だからといって、保護者の皆さんがここにしろという形で志望校を決めていくのはやめてください。進路は自分の進路です。自分で決めるべきものです。何もかも親が決めているという子供はとても弱い人間になりますし、進学して何か本人に不満が出たとき、親がここにしろと言ったからこうなったという考え方をすることになりかねません。
志望校選びは手助けをするのはとても大事です。教室でもしていきます。
でも最後は本人が本気で自分の将来を考え、だからこの高校だということを決めるのがとてつもなく大切です。
自分の未来は自分で責任を持つという経験をさせることができるチャンスが高校受験にはあります。そのためにも子供の心の成長を促していく必要があります。