月曜日、ある私立高校に行ってきました。相談を受けていたことのアドバイスをするために訪問したのですが、元々は学校を相手にした仕事が長かったということもあり、春は特にこういう時間を過ごすことが増えます。私個人の私用スマホに直接連絡してきますので、完全に勤務先とは関係のない私的行動になりますが、仕事としての活動ではないというリラックスした気分だからなのか、自分にとっても様々なヒントに出会います。
月曜日に訪問した私立高校はいわゆる難関私立のひとつだからというのもあると思いますが、まず先生方の表情が気持ちのいいくらいよいのです。挨拶も気持ちがいい。生徒もすれ違うと元気な挨拶を自らしてきます。
今週はレッスン冒頭で生活習慣にまつわる話をしますが、正しい生活習慣は間違いなく学力に影響します。学力が高いから生活習慣もしっかりしているという見方もできます。もちろん何事にも例外はあります。生活習慣はむちゃくちゃなんだけれど、天才としか言いようのない場合もあります。
5人の入学したばかりの高校1年生とも話をする機会がありました。
雑談の中でお父さん、お母さんはあなたにとって自慢の親ですかと聞いたところ、全員笑顔で「はい」「もちろんです」と話してくれました。自分の親をものすごく肯定的にとらえているというのは、とてもすごいことです。高校生ですので、素直には答えられないこともある年頃だとは思いますが、全員笑顔です。どういうところが自慢なのかということを聞いたところ、一人ひとり答えは違っていましたが、両親ふたりとも、何かしら夢だとか目標を持っているというのが高校生にわかっているというのが共通点でした。
今の世の中は重苦しい、先が予測できない時代ですし、どうしても閉塞感が漂っていますが、5人のご両親は笑顔で目標にむかっていて、その姿を子供に隠すことなく見せているというのがわかりました。結構悩む姿も見せているようですが、もがきながらもなんとかしようという姿もまた子供は感じ取っています。こういう姿を普通に見せられたら、子供は自ら努力し、大きな目標を描くというきっかけをたくさん得ていることになります。
保護者の皆さんが大きな夢を持てば子供も夢を持つというのが、実感できた貴重な時間でした。ぜひアクティブな行動を子供に見せていただきいと思います。