親の経済力の違いで、子供の学力格差が生まれているということを話される教育評論家の方がいます。コロナ禍でより深刻になったと言う方もいます。しかし、これは違います。裕福な家庭にも学力不振の子供はいますし、貧しい家庭にも学力が優秀な子供はいます。
子供の学力に親の力は確かに影響しますが、親の経済力ではなく、親の教育観がとてつもなく大きく影響しています。
逆に言うと、保護者の皆さんが意識や行動を日々見つめ、行動を工夫し、それを振り返り、真剣に考えてところいうことを心がけると子供の可能性やチャンスが広がります。
繰り返しますが、親の経済力は子供の学力とは関係ありません。高いお金が必要な塾や予備校に行けば、学力があがるとは限りません。
成績が悪いという場合に、子供を変えたい、学力をあげたいと思うときに一番効果があることのひとつが親が変わることです。
特に言葉に目を向けてほしいと思います。語彙力が高く、言葉にやさしさがとても感じられるということをぜひ目指してください。語彙力とはひとつの物事に対して、どんなに豊かな表現が出来るかという力です。
語彙力がないと、
馬鹿だな
頭悪いな
何言ってるんだ
と、非難と単語のみの口調になります。
家庭内で子供が落ち着いて過ごせられるかどうかが学力の大事なカギのひとつです。そのためにも豊かな会話、語彙力をぜひ心がけてください。