保護者の皆さんにお願いしたいことのひとつに、心はいつも笑顔の状態にしてくださいということがあります。気分よく、楽しく、充実感を得られている状態です。心がリラックスしている状態とも言えます。
これは一種の習慣の力で実現できることでもあるので、ぜひ心をいつも元気ということを目指して下さい
心が元気な状態で子供と接すると、子供にはとてつもないエネルギーをもたらすことになります。さらにどんな状況だとしても基本的にひたすら前向きに声援を送る保護者でいてほしいと思います。
そんなの無理だという声が聞こえてきそうですが、気分にまかせて怒ったりすることは子供の心に悪影響しかありません。心をつねに元気にしようと心がけることで、子供との接し方、言葉が違ってきます。もしできないとしたら心が元気ではないということです。
スポーツの習い事をしている小学生、部活でスポーツをしている中学生はとても多いですが、例えば野球でコーチや顧問の先生方が「何で打たないんだ!」、「ちゃんとボールを見て打て!」、「ちゃんとやれ!」という乱暴な指示を出している様子はないでしょうか。この時、怒っている表情であれば、子供は萎縮してしまい、力はますます発揮できなくなります。どんどんマイナスの方向へ進みます。中学校の先生と話していると、厳しさが必要という考えでおこなっていることが多いということがわかりますが、これが通用する、心に届く子供とそうではない子供がいます。集団競技だとこういうことが発生しやいのは残念ですが、どんな時も子供を見守り、応援するというコーチや顧問の先生だと子供は安心感を持ちます。状況や子供たちのその競技の能力の成長度合いによって最適な対応の仕方はもちろん違いますが、勉強の世界で言うと安心感を常に届けてくれる存在が必要です。
もちろん例外もあります。教室には小4生以上の子供が来ていますが、幼児から小3生までの間の子供のまわりの環境によっては通用しないこともあります。だらけたり、威圧的であったり、いろいろですが、子供にとっての正しい成長、特に心の持ち方の部分で環境が合っていなかった場合には心がいつも笑顔にしたとしても、これがよい効果、結果を出すにはものすごい年月がかかる場合があります。すぐに効果が現れない場合は幼少期の環境がものすごく影響しています。
本来、勉強は楽しいものです。スポーツもそうです。この部分をきちんと伝え、体と心でわからせた上でないと伸びるものも伸びなくなります。これを正しく導くのがまわりの大人の大事な役割です。
大人の心の状態が子供の力を引き出します。
心はいつも笑顔の状態にする。
保護者の皆さんの心の状態は子供の成長にとってとても大事です。
繰り返します。保護者の皆さんの心をいつも笑顔の状態にする。これを大事な目標としてください。