familab(ファミラボ)

小4~高3のご家庭へのお話をしています。

大事な認めるという行動

自分の存在や行為、 発言といったものを相手に認めてもらえるだけで、 気持ちが落ち着いたり、前向きになったりする傾向が人間にはあります。
認める側にとってもほめると違って自分の主観が入らないので意識していれば、ほめるよりもしやすい行為です。
例えば、 新しいハンカチを使っている相手に対して、「そのハンカチ、かわいいね」 と言えばほめることになります。 「かわいい」 というのが、 あなたの主観による言葉だからです。
一方で「あれ、新しいハンカチ?」と言えばこの場合は、 相手の状態や状況についてふれただけで、あなたの主観による判断は入っていません。
このように、認めるという行動のほうがほめるに比べて、はるかに中立的な表現として相手に伝わります。さらに認めるという行動はほめるよりも簡単な作法だということも言えます。
例えば、テスト前などの段階では、ほめるのは難しい場合もありますが、今の状況を認めるのは比較的簡単にできます。
「今日も勉強しているね」 「その調子だよ」 という言葉をかけることはできます。
心理学の用語でいうとこれをプロセスの承認といいます。
認めるという行動はを普段からしているとよいこともあります。
保護者の方から子供に対して意見やアドバイスをする場合に、こどもが素直にそれを受け入れる土台を作ることにもつながるのです。

認める作法をいくつかご紹介します。
●相手の言葉を認める
○○なんだねね (復唱) / そうなんだね
●成果を認める
すごいね / 最後までやれたね / すばらしいね
/達成できたね
●成果を出すためのプロセスに着目して認める
よく考えているね/もう少しだね
●理解できることを示して認める
そう思うのは当たり前だよね/この状況ならそれは理解できるよ / そういう考え方もあるよね
●取り組む姿勢や過程を認める
いつも頑張り屋さんで凄いね/片づけを手伝ってくれてありがとう/勉強をいつも頑張って
いてすごいね

ほめるという行動は結果を評価することです。
「出来た」、「出来ない」の判断基準は評価する側にあり、これが行き過ぎたり、受け止め側の性格によって、いつもほめてくれる人の満足する結果が出来ないと、全て、失敗になります。
ほめてほしい、ほしい病になると、たとえばスポーツを例にあげると、勝てる試合は全力で取り組むけれど、勝てるかどうか分からない試合は全力では取り組まないという子供もでてきます。
ほめると認めるのバランスは、子供によって正解が異なるのでやっかいですが、ぜひまず保護者の皆さんが意識してほめたり、認めたりしながら、悩み、試行錯誤してみることが大事です。