毎日、教室にみんなががやってきます。
ニコニコしながら入ってくる子供。
たくましい顔つきで入ってくる子供。
ほんわかした表情で入ってくる子供。
目が合うとニコッとする子供。
はぁはぁ言いながら、走り込んでくる子供。
伸び始める時はひとつの法則があります。それはいい表情です。特に笑顔が増えてきた時に伸びる可能性が高まります。表情は行動の密度に直結するからです。
いい表情の子供の行動には共通点があるように思います。
まず、朝は自分で起きる。
忘れ物がないか自分で確認する。
こういった行動は保護者が手助けしたほうが楽です。簡単です。
でも、ぜひ自分でひとりで解決させるように働きかけてください。
朝、目覚まし時計で自分で起きるように見守るということを決心しても、今まで自分で起きていない場合、なかなかうまくいきません。保護者の側からすると、かなりの辛抱強さが必要です。最初は失敗の連続が続くものです。何で起こしてくれなかったんだ! 朝から子供と言い争いになることもあるでしょう。失敗をどうしたらしなくなるようにするかを一緒に考え、でも手助けしない。考えただけで大変です。イライラします。 しかし、長い目でみたら、生き方への影響度を考えたら、大切な保護者の皆さんの接し方です。
この行動で保護者が問われるのは待ち続ける力と信じ続ける力です。
子供の面倒を見ることはとても簡単なこと。でも子供を育てることは大変なことです。保護者は子どもに指示することも必要ですが、子供を指示ではなく、支持することも大切です。