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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

何で起こしてくれなかったの?

朝、何で起こしてくれなかったんだよ!
何で起こしてくれなかったの?
こんなことを言われた保護者は多いと思います。
朝、自分で起きない子供は大勢います。
こういう子供にとって、朝、起きられなかったのは、保護者のせいになっていることがとても多いものです。朝だけの話にとどまらず、生活時間全てにこの考えが充満していく傾向につながります。
だから保護者の皆さんが時間になったら起こしてしまうご家庭では、気づいていないかもしれませんが、被害者意識を育てています。

同時に考えない子供も育てています。今日は何を着るのか、誰と遊ぶか、次に何をするのか・・・保護者が全てにおいて指示を出し、手助けをするご家庭。保護者にとってはある意味楽です。でも、子供にとっては、自分が原因で失敗を経験することが減ります。自分で考え、自分の行動を変え、失敗を回避するという大事な能力を養う機会を徹底的に奪うことになります。
これは怖いことだと思いませんか。
子供は日々学び経験し自ら行動する力を生まれながらに持っています。だからこそある程度は「見守る」ことも大切です。
子供が転んだらいつも手を差し伸べますか?
その行為は、自分で起き上がる力を奪う事ではないでしょうか。
もし子供に対して手取り足取りする傾向があるなと思われたら、しばらくの間、自分でやるべきことは保護者が手助けせず、自分の仕事としてさせることの大切さを伝える行動に変えてみませんか。
子供に責任を教えることにもつながります。
自分の毎日は自分次第であるということを知らしめて欲しいのです。これを知らないと、いつもいつも保護者や誰かの助けを期待し、求める子供のままです。大人になってからも続きます。自分の思い通りにならないと、イライラし、腹を立てるという被害者意識でいっぱいの生活につながります。子供の間に責任に対する考え方を体で体験させ、実感させることはとても大切です。