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ある中学で思ったこと

先日、ある中学を訪問してきました。空き教室を活用して自習室として放課後解放していますという説明を受け、しばらくその自習室で過ごさせていただきました。
一人で黙々と勉強している生徒。
グループで固まって勉強している集団。
勉強しようという心地よい空気が流れている教室だなと感じました。壁の掲示も見ていたりしたので、30分ほどいたでしょうか。その間、あるグループの様子がとても気になりました。一緒に勉強しているのですが、無駄話の時間もとても多いのです。結局、ほとんどが無駄話の時間になっていました。こういう友達関係であれば、グループで固まって勉強していても、何も身に付いていないということになりがちです。
グループで集まって勉強しているとしても、勉強そのものは一人で黙々とするものです。教えてもらう時間ではなく、黙々と学ぶ時間の長さが大事です。もっと言うと、考えたり、頭を使った時間次第です。

本当に勉強の時間になっているかが大事です。

一方で勉強は時間も大切ですが、勉強量も大切です。勉強時間の中身、質を高めましょう。同じ学習量ならば30分でやるよりも、集中して10分でできるほうがよいというのは当たり前です。
時間はかけていても勉強になっていないということがとても多くあるものです。家でもそういう行動が見られていたら、もっと短い時間で同じ量を学ぶようにゆっくりと笑顔で諭してください。
子供が伸びる家庭には共通点があります。
家の中がリラックスと生き生きとした輝きの空気に満ちています。
逆に伸びにくい家庭にも共通点があります。
とげとげしさと、いら立ちの空気に満ちています。家で勉強しないから余計にガミガミというのはどんどん子供を追いつめてしまうことになります。勉強するよりも遊びたい、ゆったりしたいというのが、子供の本能です。子供が勉強しないなら、まず親が学ぶ姿勢を見せるところから始めましょう。にこやかに学ぶ姿勢をゆっくりと、毎日、にこやかに・・・この空気が時間はかかれども、確実に子供を動かします。
怒らずに笑顔で諭してください。笑顔を心がけてください。