国立大学の医学部の3人の先生方、予備校の先生方と集中力を育成ためには何をしたらよいかという検討会を3月からゴールデンウイークの期間に実施しました。
その結果、これが最強の道具だということで「けん玉」が選ばれました。レッスン3分前に集合し、玉に意識を集中させてけん玉をするということを先週からはじめています。
なぜけん玉かというと、一番は繰り返し練習することで根気を養うことができるというところがよいからです。練習していくと、できるようになるので、達成感も得られます。しっかりと目でけん玉を見ながら手を動かすので、手と目の連携した動きを訓練することもできます。これは、手先の器用さの育成にとても効果があります。将来、医者になりたい場合にはとてもよい遊びだと医学部の先生方が言われていました。
そして、けん玉はその日のキモチの安定感もうまくいくかいかないかに影響します。その日の気持ちの安定感、こういう感覚を五感で自覚できるのは大事なことです。
何回も練習することで、失敗するという経験を何度もすることになります。
何度も失敗しながら、でも根気よくやれば、必ず上達するというのも実感できます。
何回やってもうまくできない。でも毎日やっていくとできるようになります。練習時間ではなく、練習量と継続です。勉強も最初は学習時間に注目させますが、力や習慣ができてくれば、学習時間ではなく学習量が大切なのだと伸びていく子供は実感するはずです。学びに大事な要素がゲーム感覚で体験できるのがけん玉です。さらに、目と体で物体を追うことで養われる集中力、リズム感、体のバランス運動力。気分転換にもなります。努力を続けて、単にチャレンジし続けるのではなく、頭を使って練習をするとできるようになるというのは、実は学習の基礎基本の感覚を身につけることにもなります。
ほかにもいろいろな理由がありますが、けん玉を使った集中力をはじめとする見えない力の特訓の第一段階が開始されています。