familab(ファミラボ)移転作業中

小4~高3のご家庭へのお話をしています。

格差社会

格差社会という言葉があちこちで聞かれます。
こんな中、平等なものがあります。
それは時間です。
どんな人にも1日は24時間です。時間の長さを変えることはできません。
しかし、時間も使い方次第で格差が生まれます。
限られた時間を使って、ひとつでもふたつでもよいので自分の世界を広げるということが大切です。10代は一番吸収力が高い時期です。だから余計に使い方次第で誰にでも平等のはずの時間で差がつきます。ものすごく差がつきます。
ある1時間を見てみましょう。
例えばゲームをしている人。知り合いにゲーム作りをしている知人が多いのでということもありますが、いろいろな人を見ていて、同じゲームをするにしても、目的意識でかなり違っているなと思います。
ゲーム以外の時間を効果的にするためのリフレッシュに使っている人。こういう使い方をしている人は自分で決めた時間になると、ピタッと次の行動を開始します。
瞬発力をつけるためにゲームの種類を選んで取り組んでいる人。ゲームを作る仕事をしている人だと必要な時間になります。
一方で、ただ単に目的もなく暇つぶしのために実行している人もいます。
逃避するためにゲームをしている人もいます。
時間は平等ですが、時間の使い方の質が大切だということに早く気づくかどうかが大きな差となります。ぼ~と過ごしていてはいけません。明日こそがんばろうと思っていても、そうはならないということが大多数です。但し、一見するとぼ~としていても、リフレッシュするためという目的意識があれば実は意味のある時間です。余裕やメリハリも必要です。但し、とことんやるべきことをする時間もなければいけません。やるべきことをやっているつもりでも、中途半端にしていて自分をいつわっていないか考えてみましょう。平等な時間の質を高める努力は大切です。 そのためにもまず自分の時間の使い方を見つめましょう。
保護者の皆さんがまず時間を大切にしようと心から思って下さい。
毎日、寝る前に今日の時間の使い方、反省をしてみてください。
あれ、もっとこうしたらよかったということが毎日、必ずあると思います。
それを寝る前にノートを1冊用意して書きとめて下さい。
時間ノートと大きく書いて、記録していってください。
たまってきたらぜひ、家族との団らんの中でノートを書いていて気づいたことをユーモアたっぷりで家族に語って下さい。
格差社会の中で私が一番子供にとってこわいと思っているのは「時間格差社会」です。子供にこうしろと言うのではなく、保護者の皆さんが自分自身の時間との格闘の様子を話してあげてください。それが子供にとっては最大の教育の方法です。