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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

ほめるというのは難しい

子供が何かうまくいった、できたという時には大いにほめるべきです。
声に出してほめてあげましょう。
声に出さなければ伝わりません。家族のなかでは、家族だからこそ声に出して気持ちを伝えることを意識しないと伝わりません。思っていても、身近な家族だからついつい声に出すことを忘れてしまいがちになるものです。
さて、ほめる時にはほめられた子供がうれしいかどうかが大切です。何もほめ方が上手、下手の話ではありません。本当に子供ががんばった時にほめることが大切です。
ほめることが大切だという教育的な作法が世の中にはあふれています。子供を大いにほめましょう。ほめて伸ばしましょう。確かに正しいのですが、ほめる場面を間違えると、逆効果になります。何でもかんでもほめていたら、いいことをしているわけでもないのにほめられていたら、別にがんばっていないのにほめていたら・・・これはほめているのではなく、おだてているということなのです。

ほめているのではなく、おだてているという行為ばかりになっていると、子供は意欲をなくします。
子供をおだててばかりいると、子供はそれを見抜きます。お世辞を言われていると思うものです。
ほめる場面がわからないというのは、子供との向き合い方、子供との接し方がまだ弱いということになります。でも、これは本当に難しいことです。子供がほめて欲しいという時は必ずあります。それを見つける、感じ取る努力をぜひ保護者の方々には日々の大事な仕事として取り組んで欲しいと思います。
この努力は自然と子供には伝わります。自分の親が自分を見守ってくれているというのが、伝わり、心も安定するものです。
だから一生懸命に子供を観察してください。
失敗の連続でもよいです。まず観察し、考え、ここぞという時にほめる。間違えてもよいです。真剣に取り組んで下さい。