あの子は頭がいいという言われ方をする場合があります。
先日、テストの点数がとてもいい=よくできるいう図式で語る中学校の先生と話をしました。
でも、今の世の中は社会にでれば答えのない世界で生きていかねばなりません。得点力は大切ですが、これとは別に生きていくための大切な力が必要になります。
ひとつは自分の夢を描く力です。
でも、自分の子供がどんな分野に可能性があるのかわかりません。保護者がすべきことは志望校に合格させることよりも、様々な分野にふれさせることが大事だと思います。
もうひとつの大事な力は、これだと目標を定めたら、誰にも負けない情熱と熱意でとことん取り組む力です。
手段を選ばない意志力とも言えます。
今、中学受験、高校受験、大学受験の入試が大きく変わりつつある途中の段階です。まだまだ変わる予定で動いています。変化の根底にあるのは、子供の能力は得点力だけで評価してはならないという考えです。今までの決まりきったパターンに過ぎないペーパーテストだけでははかれない力を見ようとする仕組みが進化し続けている様子には可能性を感じます。どのような状況でも前を向き、落ちつき払った態度で、目を輝かせながら、集中して全力を尽くすという姿を目指して欲しいという思いを持ちながら、教室での指導の仕方も変化させていたきたいと考えています。
なお、得点力がないままで学校を終えるのは論外ですので、この点は誤解がないようにお願いします。のめり込みすぎた分野があり、学校以外でまったく勉強しないという場合はあります。でもこういう子供は学校だけで得点力をつかみとろうとすることが圧倒的に大多数というのも事実です。打ち込みたいものを持ち、とことんやり、結果をすべてにおいて出すようになってほしいと思います。