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修学旅行

今年は修学旅行が普通に実施される地区がほとんどになりそうです。
ちょうど教室に通っている中3生の中の何人かが、まもなくでかけようとしています。既に行って来た生徒もいます。
修学旅行では名所・旧跡やお土産、食べ物などばかりに目が行きやすくなります。しかし、修学旅行の修学は「学を修める」ということです。修学旅行を通じて何を見るのか、聞くのか、そして心を通わせるのか。ぜひ意識して欲しいと思います。ご家庭でも修学旅行に行く前、帰ってきた後、子供たちに考えさせる言葉を投げかけて欲しいと思います。
中3生は京都・奈良が目的地の場合がほとんどです。なぜか京都・奈良の後に広島に行くという中学校もありますが、二泊三日の強行軍の中であえて広島という目的地を追加するには、何かしら意図があります。
どの場所にも学ぶべき歴史や伝統がたくさんあります。事前に調査を十分におこない、目的地に行く意味を考え、学びの答えを修学旅行で見いだして欲しいと思います。自然と文化に触れ、歴史を見つめて欲しいと切に思います。
建築家・安藤忠雄さんが建築に興味をもったきっかけは、中学3年の学校行事で訪れた唐招提寺東大寺南大門を見た時の感動からだそうです。10代の頃に出会った感動は、その人の一生を左右するものになることがあります。芸術作品、本、音楽、そして人。感動は突然、やってきます。感動を感じるには知識や教養が必用です。知識や教養、そして感動。感動が情熱につながるとその後の人生の目標につながります。そんな体験に修学旅行で出会って欲しいと思っています。今を感じ、見つめてください。自分の未来を考えるためのきっかけのひとつにして欲しい。そして、修学旅行に行くには多くの方々の支援もあります。特に親への感謝の気持ちは忘れないで欲しいと思います。安全に気をつけ、思う存分楽しみ、感動体験をしてきてください。
子供たちにとことん考えさせ、一生を左右するくらいの思いを持たせるためにもご家庭で目的地について大いに話題にしてください。保護者の皆さんも調べ、考えて下さい。お願いします。